2022/3/1
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賢人バフェット氏のお言葉2022 |
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2月28日付け日経に、オマハの賢人W・バフェット氏の最新の記事が記載されており、その紹介と私のコメントを述べたいと思います。 1 今年のメッセージ、「銘柄を選ぶのではなく、ビジネスを選べ」 この中で、2009年に、米国の鉄道会社バーリントン・ノーザン・サンタフェを買収した経緯を述べている。 一 リーマンショック後の景気後退で業績は悪化、市場は鉄道株に冷淡で株式は売られていた。 二 経営トップと会談したバフェット氏は、同社の高い競争力を見抜き、完全買収し、非上場化を提案し、合意した。 三 12年後の2021年12月期、業績は回復し過去最高益を更新した。 企業を、売り買いする商品(銘柄)とみなさず、ビジネスオーナーの意識を持つことが大切、バフェット氏はこう説く。 2 バフェット氏の投資会社である、バークシャー株は、年初から上昇し、史上最高値圏内で推移している。 3 現在、米国においては景気回復に伴うインフレ → インフレを受けた利上げが検討されている(年内に4から5回、1~2%上がると予測される)。 そして、金利上昇は一般的には株式市場にはマイナスになると言われている。 しかし、そもそも資本主義国においては、マイルドインフレと適正な金利は普通である。そしてバフェット氏は人生の大半でインフレ&高金利を経験してきた。 そんな中バフェット氏は、インフレや高金利に負けないビジネス(業種)を選んできた。 4 1970年代、不景気と物価高が併存するスタグフレーションが米国を襲った。 米国の雑誌ビジネスウイークは、79年に「株式の死」という特集を組んだ。 一方、バークシャー社の株価は、65年から80年にかけて20倍となった。 5 今回紹介したバーリントン社についても、「もし、重要な製品がトラック輸送で運ばれるなら、将来の二酸化炭素排出量は急増する」と述べ、鉄道ビジネスの将来性について強調している。 結論 ①私たちは、世界最高、人類最高の投資家バフェット氏にのみ学び、それ以外のどうでもいい学者、評論家、ファンドマネージャー、セールマン等々の言葉は100%無視すべきである。 ②とはいいつつも、今から氏の個別株投資を学ぶ必要はない。 ③また、バークシャー社の株価も最高値であり、氏の年齢を考えると、これからの伸びしろはさほど期待できない。 ④だとするならば、私たちが学ぶべきことはただ一つである。すなわち、「これからの時代は、個別株ではなく、インデックスファンド、なかんづく「S&P500インデックスファンドを買いなさい」という氏の言葉を実践すべきである。 ⑤これに加えて日本人である私たちは日本国の株式である「日経平均インデックスファンド」及び世界人として「MSCI全世界株式インデックスファンド」を買うならば、ほぼ完ぺきである。 皆様の成功と繁栄をお祈りいたします。 |
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