2022/3/7
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資産形成、5つの✕と、3つの〇 |
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ロシアによるウクライナ侵攻から、10日以上過ぎました。 ウクライナの皆様には、心からの同情と敬意を表明します。 さて、この事態を受け全世界の株式相場は下落し、金相場は上昇しており、この傾向は当分続くことと考えています。 このような時に私たち投資家が考えるべきことは、 1 下げがあれば、上がりもある。 2 日本だけでなく、世界を見よ。 3 歴史は基本的には良い方向に進む、この3点であり、それに基づいた具体的な投資戦略について述べたいと思います。 5つの✕ 一 投資といえば株、株といえば個別株と思う方も少なくないとおもいますが、当欄を長くお読みの方々は、そうでないということは十分ご承知かと思います。 確かに株式投資の基本は個別株投資です。と同時に21世紀の現在においては、集合株投資(投資信託)が発展し、その中でもインデックスファンドは目覚ましい発展をしています。 個別株の上がり下がりに一喜一憂することは、✕です。 二 個別株の集合体が株式市場であり、その状況を数値化したものが株価指数です。 個別株と同様に、日々上がり下がりします。ところで当欄をお読みの方々におかれましては、そういった日々の株価(指数)に一喜一憂することのバカバカしさは十分ご理解いただけていると思います。何故ならば、投資はゴールなき長距離競走ですから。 株価指数の上がり下がりに一喜一憂することは✕です。 三 コロナの猛威は依然として世界を覆っていますが、一方例えば米国においては、そんな中では景気回復が進んでいます。 物価・賃金が上がり、それを受け金利も上がる方向で進んでいます。 インフレ率、金利、成長率等々の数値が株価に影響を与えるかといえば、答えは以下の通りです。 短期的には影響あり、& 長期的には、それらの影響も含めて株式市場は発展する。 経済・金融の数値に一喜一憂することは✕です。 四 上記で述べた各種のデータは日々更新されます。そして、それを受けてメディア・学者・評論家といった人間が、ああでもないこうでもないと語ります。 ①例えば、国債増発による日本破綻論のような、トンデモ話は論外として、 ②それ以外の諭評はそれなりに、正解のように錯覚しますが、 ③そもそも、これらの基本は大学の経済学部で学んだ机上の空論だったり、自称専門家のチッポケな脳みそで考えたショボい理論にすぎず、ほとんど価値はありません。 専門バカの言葉に真剣に耳を傾けることは✕です。 五 資産形成、資産運用を行うためには、当然ながら金融機関を利用しなければなりません。 そして、これらの金融機関の方々は当然ながら、一 から 四で述べたようなことについては詳しくご存じです。 そして、これらの情報を基に顧客に対して各種金融商品を勧めるわけですが、ダマされてはいけません。 何故ならば、彼らの勧める金融商品は、 ①手数料の高い、すなわち金融機関が儲かる商品であり、 ②手数料の低い、すなわち顧客が儲かる金融商品ではないからです。 金融機関社員の言葉をうのみにすることは✕です。 (つづく) |
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