2022/3/22

絶対に契約してはならない口座&会社 Ⅱ

 資産形成、運用を行うに際し、ワースト3として、ラップ口座・ロボアド口座・・IFAの3つを挙げました。この3つ以外にもヒドイ口座等はゴロゴロあります。
 
1 毎月分配型投信
 金融庁の指導により勢いは衰え、消えてなくなるかと思いきや、形・名前を変え再びその勢いを増しつつあるらしいです。
 内容については詳細を省きますが、とにかく長期の資産形成には全く不向きな商品、言い換えればお金があり、余命が少ない老人にはある意味合っているといえなくもありません。
 ま、いずれにせよこんなクズ商品が未だに莫大な純資産額をキープしていること自体が、我が国の後進性を如実に証明しています。
 
2 仕組債
 最近出てきた、これまた小金のある老人をターゲットとした商品です。
 詳細は省きますが、簡単に言うと、
 運用会社・販売会社   多額の手数料が転がり込むので、100パーセント儲かる。
 客    多額の手数料を分捕られるので、99パーセント損する、運よく上昇相場に乗った1パーセントの人のみ、ささやかに儲かる。
 
3 外貨建て保険
 この地上最悪の商品についても再三述べてきました。
 運用会社・販売会社    多額の手数料が転がりこむので、100パーセント儲かる。
 客    ①多額の手数料を分捕られるので、99パーセント損する。②さらには、円高による為替差損でさらに損失が広がる。
 こういうクズ商品を、日本生命や第一生命といった大手生保が作成し、メガバンクが販売しているというのだから、これこそ「合法的オレオレ詐欺」といっても差し支えない。
 
 特に第一生命。
 一 2020年10月、89歳の営業社員による30億円の巨額詐欺事件が発覚した。
 このバアサン、親会社会長の渡辺光一郎と昵懇であることを誇示し、20年にわたり24人もの客をダマしてきた。
 二 会長の渡辺というジイサン、責任取って腹切るかと思いきや、減俸3か月程度でお茶を濁し、挙句の果ては、セミナーで「教育を語る 未来から学ぶ(笑)」などという、寝ぼけた講演をしているというのだから、狂気も極まれりだ。
 三 そんなクズ会社がこの度、銀行代理業参入なる情報が流れた。(雑誌FACTA3月号)
 同誌によると、
 保険金を受け取った顧客に真っ先に接触できる強みを生かし、そのお金で投信を買いませんか?と勧誘する目論見らしい。
 前述した詐欺事件では、「第一生命が私だけに認めた、高利息の特別枠がある」と虚偽の勧誘で莫大な金銭をだましてきたわけだ。
 かかる重大な不祥事の総括が終わらぬうちに、「支払われた保険金で金融商品を買ってください」と、勧誘するらしい。
  恥知らず、非常識、社員全員ボケ老人、というほかない。
 
4 アクティブファンド
 朝日新聞金曜日紙面に「知りたい投信」という欄があります。
 3月18日付で、「個性いろいろアクティブ投信」という記事が出ました。
 ・インデックスとアクティブ、どちらが優れているかではなく、好みで選ぶものだと思います。
 (私のコメント)比べること自体ナンセンス、100パーセントインデックスが良い。
 ・インデックス大アクティブという単純な図式ではないと思います。 
 (私)単純なんだよ投資ってのは、コストが安い方が良い、ただそれだけだ。
 ・アクティブファンドをひとくくりにするのも危険だと思います。
 (私)何が危険なの?ゴミはまとめてゴミ袋に入れた方が楽だろ。
 
 アクティブファンドが5000本あったら、まともに儲かるのは50本だけ。残りの4950本は仮にパフォーマンスが良くても高コストのため、トータルリターンではインデックスに負けている、これは歴史的事実であります。
 
 朝日新聞にしろ、記事を書いたナントカリサーチ社にせよ、アクティブファンドにかかる会社から膨大な広告料等を得ており、上記のようなクズ記事を書かざるをいないことは承知します。
 でありますが、私たち投資家はこのような業界のパシリに左右される必要は全くないわけであります。
 絶対契約してはならない口座&会社を良く見極めましょう。
 そして、国民のために国が創った制度(iDeCo&NISA)を利用しましょう。
 世界資本主義、世界株式そのものを買うインデックスファンドで、明るい未来を拓きましょう!