2022/5/13
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「ただの数字」と、「ただしい数字」を見極めよう! |
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大相撲の白鵬(現:間垣親方)と言えば、幕内優勝回数46回という前人未踏の大記録をなしえた方です。 しかし、この空前絶後の記録に対し、日本相撲協会の幹部がこう吐き捨てました。「お前の優勝回数なんて、ただの数字なんだよ」 成績自体は素晴らしいが、土俵上における荒々しい態度、その他土俵内外における言動について、強く批判したものです。 ところで、この「ただの数字」という言葉、実は他の世界にも当てはまるものがあります、例えば。 1 国の借金1000兆円 日本国債の発行額が1000兆円を超えたことを指して、国債暴落とか、日本破綻とか騒ぐ輩が少なからずいます。 国の会計と個人の会計(家計)の違いが判る方、あるいは簿記3級以上の資格を持っている方からすれば、ほとんどお笑い草なのですが。 一 国にしろ、個人にしろ、「借金」であることは同じである。しかし決定的な違いがある、それは国(家)には、「紙幣発行権」という、絶対的なパワーがあるからだ。 簡単にいうと、国債の償還期限が来たら、その分だけお札をすればいい、ただそれだけのこと。 二 商業高校の生徒は、だいたい1年生で簿記3級資格を取得する。そして簿記の基本の基本は、「負債の反対側には資産がある」ということである。 日本国債は90パーセント以上国内で消化されている、つまりほぼ全額日本国民(銀行、会社) が保有しているということである。 つまり、国の借金 = 国民の資産、なのであり、これは16歳の商業高校生ならほぼ誰でも判ることであり、したがって、借金、借金と馬鹿の一つ覚えで騒ぐ輩というのは、彼ら以下の知的レベルである、ということなのだ。 2 円安進行で悲鳴(笑) 頭の悪いマスゴミがよくつける見出し、いったいどこの誰が悲鳴を上げてるの(笑)。 一 バブル崩壊以降、我が国は景気後退という泥沼に20年以上沈んでいた、いわゆる「失われた20年」である。 景気後退をもっと具体的に言うと、デフレが進行し、その結果円高となる、いわゆる「「デフレ円高」であり、その結果多くの会社が倒産し、多くの会社が工場を国外に移し、失業・自殺が増えた地獄の時代であった。まさしく、デフレ円高は諸悪の根源なのである。 二 そんな時代が、アベノミクス・クロダノミクスにより、やっと終わりをつげつつあり、その結果為替相場が多少変動してるが、こんなことは、デフレ円高の悪夢に比べれば、かすり傷程度のマイナスでしかない。 白鵬の優勝回数がただの数字であるように、国債1000兆円も、1ドル130円も「「タダノスウジ」にすぎないのであります。 3 「ただしい数字」に依拠しよう! 一 資本主義の牙城であり、株式投資の総本山である米国のニューヨーク証券取引所、その株価指数、言い換えれば人類・世界の株価指数であるニューヨークダウ、 この30年間で10倍になっている。 そして、さまざまな問題を抱えつつも、しかしそれでもなお合法・違法の移民が引きも切らぬ米国、この国の経済が伸びないなどと、誰が言えようか? 二 ロシアのウクライナ侵略をはじめ、暗い悲しいニュースが引きも切らぬ世界。 しかし、それでもなお世界の人口は増え続けており、今世紀半ばには100億人に達するであろうと推計されている。 人口が増え、消費が増え、富は増える世界において、経済が伸びないなどと、誰が言えようか? 日本、米国、世界はこれからも伸びる。「ただの数字」に騙されず、「ただしい数字」を信じて資産を投じ、資産を増やそうではありませんか! |
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