2022/6/16

犬は吠える、キャラバンは進む!2022初夏

 昨日の東北地方を締めとして、日本全国が梅雨入りした。
 これから2か月弱、うっとおしい日々が続くことなる。とはいっても沖縄は早晩梅雨明けとなり、北海道は梅雨自体無い(とはいっても、梅雨的な雨は降る)。
 
 季節と同様、社会生活もうっとおしい日々が続くこととなるだろう。
 
1 国内インフレの兆し
 クロダノミクスが始まって9年、あれだけ努力しても上がらなかった物価が、対外的原因で上がるというのは皮肉なことだ。
 一 資源価格上昇
 もともと不安定だった資源価格は、ロシアのウクライナ侵 → 経済制裁による石油・天然ガスの輸入禁止 → 供給不足により、全世界的で価格上昇。
 二 食料価格上昇
 これまた、ロシア・ウクライナの状況を受け上がっている。
 三 円安の進行。
 
 この三つにより、インフレの兆しが高まっている。一方において、春闘では一定の賃上げが妥結したが、このことに満足せず政労使はさらなる賃上げ&生産性の向上に取り組むべきである。
 
2 円安の原因と結果
 一 ①米国においては、コロナの影響で店舗閉鎖・離職が増えた。
    ②これを受け米国政府は大規模な支援金を国民に給付し、人によっては1年働かなくても十分なほど、財布が膨らんだ。
   ③コロナによる景気後退どころか、人出不足となり賃金が上昇し、結果物価も上昇した。
   ④空前のインフレを受け、FRBは空前の利上げに着手した。
   ⑤日米の金利差が拡大し、結果ドル買い円売りが加速している。
 
 二 今、外貨建て資産を持っている方は慌てることなく、年内は保有すべきfである。
   積み立てで外貨建て投資をしている方は、慌てることなく積み立てを継続すべきである。
 
3 世界はどうなるか?
 一 ロシアの侵略が失敗し、ウクライナに平和がもどることを切に願う。
 二 そのためには、欧米民主主義陣営のウクライナ支援のための富を増やす必要がある。
 三 そのために、我が日本国民がなすべきことは米国債券・株に投資し、米国・世界の経済を強くすべきである。
 
 やまない雨は無い、明けない梅雨は無い。今、この憂鬱な季節において、やるべこことをやる、慌てず騒がず、前に向かって進む、上に向かって登る、このことこそ大切なことである。