2022/7/21
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生保も投信も、シンプルイズベスト! |
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前回、生保について記しました。生保にせよ投信にせよ金融商品という意味では同じであります。 大前提として、重要なことに触れます。 1 金融機関は、金融商品を売って儲けることが唯一の目的である。 2 ただ儲けるだけではなく、1円でも1パーセントでも利幅が大きい商品を売ることが求められる。 3 そのためには、顧客をうまくだまさなければならない。 4 だますための第一の手段は、商品数を多くし、顧客を惑わすことである。 5 最後は広告や接遇で顧客にとってプラスなことばかり強調し、多額の収入を得る。 今、生保なら約1000本以上、(株式)投信なら6000本以上の商品が流通しているが、こんなに数があっても種類はそれぞれたった3種類だけだ。 一 生保 ①定期保険 ②養老保険 ③終身保険 二 投信 ①バランス型 ②アクティブ型 ③インデックス型 一 生保 ①定期、すなわち期間が定まっている = その間死ねば保険金が入る。いいかえればその期間を過ぎれば1円も入らない、すなわち保険料をドブに捨てるようなものであり、このことから通称「掛け捨て保険」と呼ばれる。 ②養老 定期と同様、期間が定まっているが、メリットは二つある。 期間内死亡なら当然保険金が入るが、それに加えて満期を迎えれば生存保険金が入る。 ③終身 読んで字のごとくで終身、すなわち無期限有効な保険であり、加入1年後であれ、100歳を過ぎてからであれ、必ず死亡保険金が入る。 以上の定義をふまえ、それぞれの方が、それぞれの条件に合わせて入られることがよろしい。 なお、生命(死亡)保険以外にも、介護保険や学資保険等があるが、これまたそれぞれの方がそれぞれの条件に合わせて入られることがよろしい。 絶対に入ってはいけないものが一つある、それは医療保険である。何故ならば、我が国は世界に誇る「国民皆保険」国家であり、つまり国家が世界最高の医療保険を提供してくれているのだ。 それに加えて医療保険に入るなどというのは、「屋上屋を架す」といって、無駄な事の代名詞であり、しかもその屋根たるや大本の屋根より高コストというのだから、ブラックジョークというほかない。 二 投信 投信については、当欄で何度も述べておりその繰り返しになるが、生保以上にシンプルだ。 ①バランス型&アクティブ型は、一言で言えばゴミ投信であり、これらの文字を見ただけで資料はゴミ箱に捨てたらよろしい。 ②買うべき投信はインデックス型これ一つである。 ・期間無期限&収益分配金再投資コースもものを選べばよい。 ・この中からコストの安いものを探し、 ・日本、米国、世界に投資するものを1本ずつ選び、積立・長期投資する、これで十分である。 皆様の幸運をお祈りします。 |
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