2022/8/17
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分散・積立・長期投資こそ、資産形成の王道なり! |
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分散・積立・長期投資について、最も具体的かつ現実的成果をご紹介したい。 2020年夏、つみたてNISAを開始した、投資対象は以下の三つ(三種類)である。 1 日経225インデックスファンド、米国S&P500インデックスファンド、MSCI全世界株式インデックスファンド 2 ファンド開始 2018年 3 現在時点の価額 日経 約13000円、米国 約17000円、世界約20000円 以上のデータから、以下述べる。 一 三ファンド全て上昇しているが、結果は三者三様である。今、米国株式投信に投資する若者が多い。そして上記のように順当に資産を増やしているものと思う。 ではこの際、分散などやめ米国のみに投資することが正解なのか?答えはノーである。 ①確かに、今米国株は好調である。しかも、これは別の機会で述べるが中国経済は2025年にバブル崩壊する予定なので、ますます米国の一人勝ちが続くことが予測される。 ②しかしながら、例えばコロナの発生のように世界はいつ何が起きるかわからない、先行きは常に不透明なのだ。そのような状況において一つの国、一つのファンドの全額投資するということは、極めて危険である。 ③そうはいいつつも、米国株のリターンを多く享受したい、となれば取りうる方法は簡単だ。分散投資という原則をキープしたうえで、その投資配分を米国重視にすればよいのだ。 ちなみに、私を例にとれば日本25%、世界37.5%、米国37.5%の割合でとうししている。 ハイリターンを期待する方は、世界&米国の割合を高める、これだけで十分だ。 二 つみたてNISAで、毎月1日に買う設定にしていて、この間のパフォーマンスは以下の通りである。 日本 平均積立額 12000円 時価13000円 2年間のリターン 8%弱 世界 15000円 17000円 15%強 米国 16000円 20000円 21%弱 ところで、投資信託というのは、全て10000円でスタートする。ということは、開始時2018年に一括投資していたとしたら、当然パフォーマンスはもっと良かったこととなる。それではこの際積立投資などやめて、一括投資することが正解なのか?答えはノーである。 ①今確かにパフォーマンスは良い、しかしながらこれからも右肩上がりで上昇するであろうことは、期待はするが確定的なものではない。 ②バブル崩壊や、リーマンショック等、大きく下落することも当然予測されるわけであり、そのような時にこそ、積立投資によるドルコスト平均法が威力を増すのだ。 ③今、多くの国民が投資に目覚め実行する方が増えている、歓迎すべきことだ。ところで、これらの方がたの中で、多額のお金を一括で投資することが出来る方がどれだけいるだろうか?まあせいぜい1~2割程度であり、それ以外の方は、毎月少しずつしか投資できないことと思う。 それでいいのだ! 三 長期複利投資こそ、資産形成の王道なり 自営業者であれ、サラリーマンであれ、今だいたい50年、すなわち半世紀の勤労者生活を送ることとなる。 そして、リタイアした時にそれなりの資産があるならば、それなりに豊かな老後を送れるものと思う。であるとするならば、日々の株価や為替に一喜一憂することなく、10年、20年と地道にコツコツと資産形成を行なうことこそ、人生の王道であると信ずる次第であります。 |
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