2022/8/26
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貯蓄とつみたてNISAでコツコツ貯めよう! |
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コロナ給付金サギで逮捕されたS被告の公判が開かれた。 法廷での質問に対し、S被告は以下の通り述べた。 「老後の不足資金2千万円問題などで、将来に不安感を覚えた。そんな時知り合いから投資セミナーに誘われ犯行に加わってしまい、後悔している。これからは、一攫千金を狙うのではなく、貯蓄とつみたてNISAで地道にコツコツ貯めてゆきたい」とのことである。 犯した犯罪は許されるものではない。しかし、初犯かつ従犯という点から執行猶予がつき、いずれ社会復帰することとなるだろう。 そして、法定での言葉を忘れず地道に生きていただきたい。 それにしても、サギ事件の法廷で「つみたてNISA」という言葉が出るとは思わなかったね、金融庁もビックリしてるだろう(笑)&Sさん、貴方の決断は正しい、ぜひ実行していただきたい。 何故ならば、まじめに40年間実行すれば10億円(主犯が手にしたといわれる金額)は無理にしても、1億や2億のお金は貯められるからだ。 1 貯蓄が一番 サギは論外としても、お金を増やすには当然利回りのいいものを選ぶべきである。だとするならば、今このご時世でほぼゼロ金利の貯蓄など論外だと思われるかたもおられるだろう。 しかしながら貯蓄には投資にはない圧倒的なアドバンテージがあるのだ。それは「元本保証、すなわち地震が起きようが津波がこようが1円たりとも資産は減らない」ということである。 誰であれ、何歳であれ、一定程度の貯蓄は絶対にポートフォリオのなかでキープしていただきたい。 2 iDeCoもいいで! Sさんの決断は正しいと述べたが、正確にいうと80点だ、iDeCoも加えれば100点満点です。 iDeCoもつみたてNISAもほぼ同じ内容の制度なので、ある意味まぎらわしい。逆にいうとこのような良質な資産形成制度が二つもあるということは、我が国が世界に誇ってよろしいということだ。 そして、似た制度ではあるが、結論からいうと若い方々にとってはiDeCoの方が優位である、それは「所得控除」という、世界でも類を見ない素晴らしいアドバンテージがあるからだ。 詳細を述べる余裕はないので省略するが、以上のことをふまえプライオリティ第二位として、iDeCoを推奨するものである。 3 若い方は、余裕があればつみたてNISAを というわけで、プライオリティ第三位はつみたてNISAとなる。 つみたてNISAは、現在時点においては、年40万円&20年まで、という限度がある。しかしながらこれについては、いずれ、というか近々改正され、限度額アップ&期間無制限となると思われる。 となると、ますます我が国の資産形成制度は充実することとなり、国民なかんづく若い方々におかれましては、明るく輝かしい未来が待っていることとなる。 コロナ、ウクライナ、テロ等々暗く悲しい出来事が続く今日、そして明日である。 個人の力では何ともしがたい厳しい現実が日々続くわけだが、しかしながらそのような時代であるからこそ、高い志を持ち、進み登る者たちにこそ、真の栄光が来る、このことを信じ日々コツコツ地道に生きましょう!
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