2022/9/15
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資産形成における学習と教育 |
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資産形成、資産運用を行うためには、それなりの知識が必要だ。 以下、このことについて新聞記事等をもとに見解を述べる。 1 Z世代が変えるマネー(9.14日経) 若い世代がどのような形で資産形成に取り組んでいるかという記事 一 大学の投資サークルで株の勉強をする学生が増えているとのこと。そのこと自体はよろしいのだが、その内容が銘柄の情報共有や相場についての意見交換をし、自主的に取引をしているとのこと。 ①銘柄の情報?ということは個別株投資ということであり、個別株投資というのは金とヒマがある昭和のジイサンがやるべきことであって、令和の若者がやるべきことではない。 ②相場についての意見交換?それって、例えば今日の相場が上がったとか、明日の相場はどうなるかてきな、近視眼的な短期志向のことであり、そんなどうでもいいことは、短期情報でメシ食ってるブンヤやコメント屋にまかせておけばよろしい。 令和の若者がなすべきことは、意味のない勉強会などやめて、 ①集合株投資、すなわちインデックスファンドを買い、 ②長期複利で保有する、これだけである。 二 株式投資、元手はポイント スマホのキャッシュレスアプリでたまったポイントで投資する人がいるとのこと、例えば20代の女性会社員は、 ①4つの投資コースから運用先に選ぶことで株価に連動してポイントが増減する仕組みだ。 ②「ポイントを使って投資しているので、損をしても痛手を感じにくい」とさ。 まずもって言わせていただくと、ポイント額で投資するって、どう考えてもチョー貧乏くさいショボい投資であり、時間の無駄だ。 次に、投資コースの中味はたぶんインデックスファンドか、それに類するETFだと思うが、であるとするならば、なおさらiDeCoやつみいたてNISAで、正しい投資をしていただきたい。 最後に、「損をしても痛手を感じにくい」って、このご時世で損をする投資システムって、どう考えてもゴミシステムだよ、20代の女性会社員さん。 給付金詐欺で捕まったS被告の言葉、「これからは貯蓄とつみいたてNISAで地道に貯めます」という金言を、ぜひ全国の女性(に限らないが)会社員(に限らないが)は、かみしめていただきたい。 三 単元株制度が壁に 日本株の最低売買数は100株となっており、資金の少ない若者が購入する銘柄は少ないとのこと。勉強会の学生Mさんによると、新しい銘柄に投資する際には保有銘柄を売却しなければならないとのこと。 これって、一でも述べたけど個別株投資、すなわち昭和のジイサンの世界だろ。 勉強会のMさん&この記事を書いている日経のH記者、きみたち令和の若者はそんな世界を蹴飛ばして、21世紀の投資をしていただきたい。 ①分散・積立・長期という投資の基本をふまえ、 ②iDeCoやつみいたてNISAという、国が創った素晴らしい制度を活用し、 ③世界に投資するインデックスファンドで、コストの安いものを選び長期複利で運用する、このことに尽きるのであります・ (次回に続く) |
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