2022/9/24
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サッカーと世界、日本の未来 |
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サッカーを知ると世界が見える、何故ならば世界で最も盛んなスポーツがサッカーだからだ。 1 9月23日、日本代表と米国代表の試合が、ドイツで行われた。日本でもアメリカでもなく何故ドイツで?それは日本代表30人中22人が欧州のクラブチームに所属しているからだ。 日本人が本場欧州のプロチームに所属すること自体が夢のような時代から思えば、まさに夢のような出来事、それが現実なのだ。 当然ながら、その給与はユーロで支払われる。ということは、円安になれば彼らの日本国内における資産は増えるわけであり、国を代表して世界で活躍する若者の資産が増えることは誠に喜ばしいことだ。 2 今、少なくない韓国選手がJリーグに加入している。 日本と韓国との関係は歴史的、政治的に厳しいものがある。これを反映してサッカーの世界でも韓国の日本に対する敵愾心、ライバル意識はすさまじい。 にもかかわらず、敵国である日本のJリーグに何故加入するのかというと、政治やマスコミの主導するほど、個々の韓国の若者はそういった感情はないからだ。 収入や環境が良ければ日本に来たいと思ってもなんら不思議ではない。 そして彼らを獲得したチームはその活躍により、プラスになるわけで、まさしくウイン・ウインの関係なのだ。 3 「広州恒大」、サッカーファンなら良く知っている中国のチームだ。チーム名から判るように不動産の「恒大集団」が親会社である。その莫大な資金力で、ブラジル代表クラスを集め、アジアチャンピオンにもなった、まさにわが世の春の時代であった、数年前までは。 ところが、親会社の経営が厳しくなったら、あっさりと没落。そして驚くべきは他の中国リーグのチームも大半が不動産会社が経営しており、リーグ全体&代表チームまで地盤沈下してしまあったのだ。 GDP世界第二位の国でですよ、たとえ一業種が沈んでも他の業種の会社が肩代わりするかと思えばそのような気配はさらさらない。 ここから判るのは、この国のGDPなるものが不動産を中心とした借金経済、すなわちバブル経済であり、そしてその崩壊は既に始まっているということであります。 結論 一 日本のライバル(と称する)国の若者は、実は密かな日本ファンであり、 二 日本を経済で追い抜いたと称する国の経済なるものは、単なるバブルであり、 三 我が日本国は、少子高齢化という問題を抱えながらも、少なくない若者が世界に出て、あるいはiDeCoやNISAを通じて世界に投資して、自分と国家の富を着々と増やしている、ということであります。 このような時代において、昭和のジイサンが余計な事(為替介入)をして、若者の資産を減らすことなど決して許されないということを、全国民があ認識していただきたいと、切に願うものである。 |
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