2022/10/2

日本は世界で咲き誇る!

 9月一杯で朝日新聞の購読を止めた。亡くなった方(反論できない方)を貶める、人間のクズのつくるしんぶんがみを、金輪際、取ることも読むこともないだろう。
 というわけで、今回は9月30日付けの日経新聞記事より解説いたします。
 
1 中国、テック企業弱まる活力
 一 香港株式市場において、中国の三大テック企業(バイドゥ、テンセント、アリババ)の株価が下落し、ピーク時の4割となった(すなわち半額以下になった)。
 二 原因は、国家統制が強まったことによるとされているが、ことはそんなに簡単ではない。
 三  共産党独裁国家において、資本主義経済を進めるという矛盾が露呈しつつあるというのが正し。
 四 既に不動産バブルは崩壊しつつあり、
 五 金融バブルが崩壊するとなれば、中国経済の崩壊も時間の問題である。
 
 実際、ヘッジファンドなどは、既に中国を捨ててインド投資に舵を切っており(中捨印入)、この流れはこれからも加速するであろう。
 「世界の競争力、中国で磨く」などという寝言を言ってる場合じゃないのだよ、パナソニックさん(笑)。
 
2 英国中銀、国債購入に突然転換
 一 英国においてはインフレが進行しており、中銀による金利引き上げは時間の問題と思われてきた。
 二 しかし、このような状況をふまえマーケットにおいて、国債売り(=利回り上昇)が進み、債券価格が下落し始めた。
 三 困ったのは、国債を大量に保有する年金基金だ。現物国債のみならず、デリバティブ取引によるレバレッジ資産を持っている基金は、資産下落により、追加担保の差し入れを要求された。
 四 このままゆくと、年金財政が大混乱となるおそれがあり、このことから国債購入による、買い支えに走ったのである。
 五 利上げというアクセルを踏むべき時に、利下げというブレーキを踏まねばならない英国の苦悩が明らかとなった。
 
 ここで明らかになったのは、金融緩和で国債を大量購入し、かつ世界的利上げにも微動だにしない我が日本銀行の確たる姿勢であり、日銀こそが世界のトップランナーであることが、証明されたのである。
 
3 日本、仕組債 楽天証券も販売停止
 一 仕組債と称する極悪金融商品、証券会社・地方銀行が中心に売りさばき、高齢者を中心に大きな問題となりつつある。
 二 さらに問題なのは、これが金融機関の窓口や、ネットによる直接販売にとどまらず、IFAという金融仲介業者を通じて広まっていることである(ゴミを、ゴミが売る)。
 三 金融庁はこの状況について、再三注意を喚起してきた。これを受け、これらの極悪金融商品の販売がなくなりつつある。
 
結論
 一 米国の利上げを受け、今全世界の株式市場は下落しており、このことはどんなに短くても来年半ばまで続くであろう。
 二 ということは、つみたて投資をしている投資家においては、格安で株が買える最大のバーゲンセールの時期なのである。
 三 そのために大事なことは投資の大道を歩むことである、すなわち、
  ①iDeCoやNISAといった国の創った制度を利用し、
  ②間違っても、極悪金融商品には手を出さず、
  ③日本、米国、世界(その中には中国や英国も含まれるが、間違ってもこれらの国単独で買ってははならない)の株価指数に投資するインデックスファンドを地道に買う、このことに尽きます。
 
 日本国、日本人が、世界の中心で咲き誇る日を目指し、日々勉強、勤労、投資に励みましょう!