2022/10/30

商業高校JKと、東大卒のオッサン、どちらがアホか?

 今、我が国においては円安(と称するもの)が進行しており、これについてマスゴミがすっとこどっこいな報道をまきちらしている。
 円安の原因は日米の金利差だが、それに付随して日銀の日本国債購入や、国債残高の増加等も話題になっている(ただし、あくまでシェア2割のマスゴミワールドの中だが)。
 具体的には、国債発行残高が増え、やがては国債が暴落し、日本国が破産するという、ノストラダムスもビックリの与太話だ。
 困ったことに、こんな与太話をそれなりの一流大学を出て、それなりの会社や役所に勤めているオッサン・オバはんが真面目に駄弁っているということだ。
 
 国債の発行残高は、国の借金であり、それが増えれば国が破綻する、というのだ。
 ところで、商業高校では必修科目として簿記を勉強する。だいたい1~2年生で日商簿記3級を取り、2~3年で2級、優秀な生徒は在学中に1級を取ることも可能だ。
 簿記の基本は左右対照、すなわち負債(借金)の反対側には、資産(財産)があるのだ。
1 国債残高1000兆円。
2 ということは、その反対側には資産1000兆円がある。
3 日本国債の95パーセントは国内で消化されており、具体的には①日銀50パーセント②民間銀行&事業会社40パーセント③国民5パーセントとなる。
 
 つまり、日本国の貸借対照表においては、政府の負債 = 国民の資産、ということになるのだ。
 
4 さらには、国債も含めた日本の個人金融資産は2000兆円を超えた、すなわち日本国全体においては、負債の2倍の資産があるのだ。
5 さらには、これに加えて、
 一 300兆円を超える対外純資産(30年連続世界第一位)を持つ、世界一の資産国であり、
 二 道、橋、トンネル等の国家インフラがあり、
 これらを足せば、ゆうに3000兆円を超す、すなわち負債の3倍の資産があるのだ。
 
 ところで、これまで述べてきたことは簿記3級レベル、すなわち商業高校の女子高生でも判るレベルなのである。
 さらには、日銀は政府(財務大臣)が50パーセントの株(出資証券)を持つ政府の子会社である。
 親会社と子会社の債権・債務は相殺されゼロになるというのが連結決算のルールであり、つまり日銀保有の500兆円の国債は相殺され、事実上ゼロ円なのである。
 これは簿記2級レベル、すなわち商業高校の女子高生でも判るレベルなのである
 
 ここまで読めば、いわゆる国家破綻論なるものが、ノストラダムス以下のトンデモ話であることがご理解できるであろう。
 そしてこれから判るのは、商業高校1年生より、1流(笑)大学を出た大人の方が数段アホ、ポンコツであるということである
 ことはこれだけではない。資産形成、資産運用の世界でも学者や、評論家、エコノミストと称する輩が日々寝ぼけたこと言ってるが、100パーセント無視してよろしい。
 
私、そして貴方が信ずるべきことは以下三つだけである。
Ⅰ 「三和・岡本株価指数」で示されたように、100年単位で見れば日本株価指数投資は、500万倍に増える。
Ⅱ 世界最高の投資家W・バフェット氏の言葉、「S&P500に投資しなさい」。
Ⅲ 人類最高の知性A・アインシュタイン氏の言葉「複利は20世紀最高の数学的発明だ」。
 
 これらの歴史&賢人に依拠し、日本・世界に長期・複利で投資しましょう!