2022/12/20

専門家を信じるな!

 どこの世界でも専門家と呼ばれる人がいるが、まあその9割は(?)の人物である。
 
1 プロ野球
 シーズン中、某国営放送を見ていたら某監督経験者が解説していた。ところでこの人、3年間の監督経験でオールBクラス、つまり勝ちより負けが多かったのであり、当然ながら契約満了で首を切られた。
 ところがですよ、この人やめたとたん解説者になり、「この采配は?」とか、「ここは、この作戦で」とか偉そうにのたまっているのだ。オイオイ、監督として失敗した人間がどの面下げて他人を評価・批判するのだ、全くブラックジョークとしか思えない(笑)
1-2 金融界
 似たようなことは、金融の世界にもある。
 アベノミクス・クロダノミクスにより日本経済が劇的に回復したことは、歴史的事実だ。
 ところでこの間、クロダノミクスに反対し、さんざん批判してきた輩が、いまだにノーノーとメディアで寝言を言っている。野球解説者のオッサン同様恥知らずなアホという他ない。
 
2 知床の遊覧船沈没事故
 朝10時に港を出て、岬付近で折り返す3時間コースの船旅。当然ながら13時には港付近に戻っているはずだ。
 ところがこの時刻にいたのはまだ岬付近であり、その後悪天候で沈没した。
 つまり、1時間以上もお客様を乗せて荒れ狂う海を漂流していたわけであり、直接の原因は悪天網だが、その大元の原因は、1時間以上も船を漂流させ、沈む直前になって連絡してきた船長の責任であることは明らかである。
 こんな簡単なことに、警察・海保・国土交通省の役人がわからないというのだから、専門バカというほかない。
 
3 防衛費増額の財源
 防衛費を2倍に増やすにさいし、その財源を増税にするか、国債にするかの論議があるが、チャンチャラおかしいね。
 消費税の税収を増やせば簡単にねん出できる、しかも税率を上げず国民の負担も無しにだ。
 一 我が国においては、GDPの6割が消費とされる。
 二 GDPは500兆円以上なので、その6割は300兆円以上となる。
 三 300兆円 × 消費税率10パーセント = 30兆円が消費税収となる。
 四 ところが、昨年の消費税収は約20兆円、つまり10兆円がどこかに消えてしまったのである。
 五 その正体は、「免税事業者」「簡易課税事業者」と呼ばれる人たちのポケットに入っているのだ。
 
 消費者から預かった消費税相当額を、正しく納税することとすれば、簡単に10兆円、すなわち防衛費を3倍に増やす財源が生まれる。
 
 このように専門家と称する人たちの正体はこの程度のものである。
 資産形成・資産運用の世界においても、このような輩がうようよいるが、100パーセント無視してよろしい。
 では誰を信ずるか?答えは簡単で、試算形成で最も成功した人を見習い、その言葉を信ずればよろしい。
 人類最高、世界最高の投資家、投資そのもので10、000、000、000、000円の資産を築いたW・バフェット氏のみが、私たちの信ずる賢人である。
 バフェット氏の推奨するインデックスファンドこそが、唯一の正解であります。