2022/12/22

サッカーは世界を映す鏡なり!

 
 1 フランス代表、純粋なフランス人は4人だけ
 ワールドカップ、フランス代表は、準優勝となった。ところで代表25人のうち純粋なフランス民族は4人だけであり、残りは旧植民地出身の二世・三世及び、フランスで競技していて、国籍を変更した人だ。
 こうした多様性こそがフランスの強さの根源なのである。
 
 2 日本サッカーーは、世界に出て強くなった
 残念ながら目標のベスト8進出はならなかったが、三位のクロアチアと120分ドローであったことは、実質3.5位と言っても過言ではない快挙だ。
 代表26人(当初選定)のうち純粋な国内組は3人だけであり、残りは現在&過去の欧州組だ。
 フランスが多様性の勝利なら、日本は国際性の勝利だ。
 
 3 金で選手集めた中国サッカーの現状
 ちょっと前まで、中国のクラブチームはアジアで抜群に強かった。その理由は簡単でカネの力で強豪国の選手をかき集めていたからだ。
 しかし、不動産バブル崩壊でこうした選手を雇う金がなくなり放出したとたん、またたく間に弱くなった。まさしくバブル(泡)が弾ける如くだ。
 
 1-2 MAGFAは世界企業なり
 今世界をリードする企業といえば、言わずとしれたMAGFA(マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブック、アマゾン)だ。その時価総額はこの5社だけで日本株式全体を上回っている。
 理由は簡単で、米国だけでなく全世界で製品を売っている、すなわち世界が彼らのマーケットなのである。
 
 2-2 世界で売る日本企業
 残念ながら、日本の全ての会社を集めても、前述の5社にはかなわない。
 一方、そんな中でも世界からお金(資本金)を集め、社員・経営者を集め、世界で売っている会社もある。
 サッカー日本代表の成功に負けず、世界で成功を収めていただきたい。
 
 3-2 HABTはローカル企業だ
 MAGFAに対抗する中国の会社と言えば、HABT(ファーウエイ、アリババ、テンセント、バイドゥ)だ。
 ところで、これらの会社のマーケットは基本中国国内であり、圧倒的な人口の支えで栄えているものの、しょせんはローカル企業にすぎない。
 さらには、この中のトップであるアリババのジャック・マーオーナーは、なんと今日本に、それも半年以上滞在している。経営の第一線を退いてとはいえ、絶対的な権力者である氏が、何故日本に半年もいるのか?
 理由は簡単で、中国国内にいるといつ捕まったり、殺されたりするかわからないからだ。
 事業で最も成功した人が、評価も尊敬もされず国内にとどまれない、そんな国がこれから先伸びるはずはない。
 「ジャック・マーは中国に帰ら(れ)ない?」
 
 4 結論
 
  サッカーにせよ、経済にせよ、これからの時代を制するものは、「多様性&国際性」、これに尽きる。 
  以上のことをふまえるならば、資産形成の方向も自ずから見えてくる。
  日本、米国、世界の会社を買おう!