2023/1/30

勝負あった!

 スポーツの世界では、最終的に勝ち負けを判断し、宣言するのは審判(行司)である。
 他人(観客)から見ればまだ勝敗が決していないように見えるが、プロが見れば既に決している場合があり、それを「勝負あった!」と呼ぶ。
 資産形成の世界においても、このようなことがあり、是非確認する必要がある。何故ならば、これを怠ると、
 1 学者、コメント屋、マスゴミ等の、頭の悪いヤツラの妄言にダマされ、
 2 金融機関社員、トップセールスマン、カリスマファンドマネージャー等の、 自称「資産運用のプロ」、しかしその正体は、「顧客にゴミ商品を売りつけ、高い手数料をぶんどり、自分の資産を増やすプロ」にダマされ、
 3 多額の損失を被ることとなるからだ。
 
 一 「貯蓄から資産形成へ」(日経新聞)という言葉は、日本語を知らないブン屋の妄言であり、
 それを言うならば、「貯蓄から投資へ」が正しい。
 しかしながら、元本保証たる貯蓄は絶対に必要な金融商品であり、正解は、「貯蓄プラス投資へ」である。
 二 投資の主力商品は、外貨預金(世界投資)、個別株投資(日本投資)、集合株投資(日本&世界への投資)であるが、21世紀において、一般ピープルがやるべき投資は、集合株投資(投資信託)に尽きる。
 何故ならば、投信という金融商品が20世紀後半から飛躍的に進化してきたからだ。
 ①資産運用会社世界トップ3の一角であるヴァンガード社、その創設者であるJ・ボーグル氏が考え出したインデックスファンドが、半世紀を経て世界最高の金融商品であることが歴史的に証明された。
 ②これを上場商品にしたETFもまた、同様である。
 三 インデックスファンドの大本たる株式市場(指数)はどう発展しているか?
  日本 明治11年、渋沢栄一氏が創設した東京株式取引所。これ以降の100年有余で株価指数を運用するならば、年平均利回り50、000パーセントとなる。(三和岡本株価指数参照)
  米国 過去50年において、S&P500指数の年平均利回りは10パーセント。
  世界 過去30年において、MSCI世界株価指数の年平均利回りは7パーセント。
 四 我が国においては、2017年iDeCo、2018年つみたてNISAという、国が提供する資産形成制度が出来た。(NISAは、2024年に改編予定)
 五 インデックスファンドを、iDeCo&NISAの制度を使い、これらを整備しているネット証券会社を通じて、複利長期投資をすれば、10年で元本の2~3倍となる。
 
 資産運用、勝負あった!だ。