2023/1/30

五つ星という名のブリキの勲章

 ヒマつぶしにテレビを見ていたら、悪趣味かつ極悪な番組をやっていた。
 ミシュランナントカ星のシェフと称するヤツが、ファミレスやコンビニの料理を食べ、偉そうに採点をするという醜悪な番組だ。
 
1 そもそも、ミシュランナントカ星なるものについて説明しよう。
 タイヤ会社のセールスマンが、ヒマつぶしにメシを食べに行き、その結果をサイコロを振って採点した程度のレベルのものだ。
 つまり、数字の1が出れば一つ星、5が出れば五つ星(笑)、!
 笑ってしまうのは、これがまるで料理や料理人の評価・実力であるかのように錯覚したマスゴミ&それを信じるアホのおかげで、まるで料理の正当な評価のように喧伝されていることだ。
 
2 片や、ファミレス・コンビニ
 日々多数の顧客に対し、日々安価で美味しい料理を提供している。だからこそ、ナントカ星の数倍もの顧客を得て、売り上げ・利益を向上している。
 
3 つまり、明らかにファミレス&コンビニの方がコスト&パフォーマンスで上であり、ナントカ星など店のまかない飯程度のレベルなのに、なぜか多くの国民が誤解している。
 そもそも、一流シェフなどとマスゴミにおだてられ、それを否定もせずのうのうとテレビに出る、その厚顔・鈍感さが最悪だ。
 一方で、素晴らしい料理を、しかも安価で提供しているのにもかかわらず、へりくだるファミレス&コンビニ側の姿勢も貧相でみっともない。
 
 テレビ番組など、アホなヒマ人相手の世界だからどーでもいいが、実は資産運用の世界でも似たようなことがある。
 メガバンク系の証券会社が新聞の一面ぶち抜きの広告で、アクティブファンドの宣伝をしている。
 メガバンクという名声(ナントカ星)&新聞の一面広告(地上波テレビのプライムタイムの番組)、まさに前述のアホ番組の金融版であり、パープル(パーなピープル)をダマすには格好の手口だ。 
 一方、資産運用の世界においても、ファミレス&コンビニといった低コスト&高パフォーマンスの商品がある。株価指数に採用された会社の株をまとめて買うインデックスファンドである。
 以下、整理する。
 
            コストパフォーマンス
料理ナントカ星高い(アホシェフの給料)低い(独りよがりのまかない飯)
 ファミ&CVS低い(大量生産)高い(料理部門の社員が、研究開発を続け、最後に社長試食を経て、店頭に出す = セブンイレブン
資産運用
アクティブ
ファンド
高い(アホファンドマネージャーの給料)
低い(ファンドマネージャーと称するアホが、サイコロ転がして銘柄選んでるだけだから)
ちなみに米国の例では、ファンドマネージャーの選んだ銘柄より、サルにダーツの矢を投げさせ、それで選んだ銘柄の方が、高パフォーマンスであった。
 インデックスファンド低い(ファンドマネージャーに払う無駄な給料不要)
①高い(資本主義・経済成長の象徴たる株式相場、その象徴たる株価指数を買う = 人類の進歩を買う
②ちなみに、世界最高の投資家W・バフェット氏も後世の世代に向け、インデックスファンドを推奨している。
③つまり、人類の進歩と、成功者の金言に投資する、ということだ。
 
  
 
 高くて不味い料理(ナントカ星&ゴミファンド)を選ぶか、安くて美味い料理(セブンイレブンのお好み幕の内弁当&インデックスファンド)を選ぶかは、皆さまのご自由であります。 
 
 追記
 この文を書いていたのは、1月30日だが、私の主張を証明することが起きた。
「TBSのバラエティー番組で、ロイホのパンケーキが、審査員を務める料理人から酷評された。番組終了後ネット上で、擁護派の意見が噴出した。結果ロイホの客数、売り上げとも大きく回復した(日経2月9日)
 結論
 ナントカ星、1流シェフと称するゴミの、味覚ゼロさ・図々しさ・厚顔さ・アホさが証明され、
 大衆に支持されるものこそが、真実であることが証明されたわけだ(当たり前だが)!