2023/2/19

サッカーは、世界を映す鏡なり!

 ワールドカップの興奮も冷めやらぬ中、サッカーJリーグが開幕しました。
 来月は野球のWBC、夏には女子サッカーのワールドカップ、秋にはラグビーのラグビーカップと、世界大会が目白押しです。
 
 さて、野球やラグビーも世界的競技ですが、なんといってもサッカーほど世界で盛んな競技はなく、そしてそれゆえにサッカーこそ、世界を映す鏡であります。
 
1 金で勝利は買える(クラブチーム)が、金で勝利は買えない(代表チーム)。
 今、イングランドプレミアリーグをはじめ、世界の主要国の主要クラブの多くが、外国資本となっている。具体的には中東のオイルマネー、中国の成金マネー、ロシアのエネルギーマネーである。
 莫大なお金で優秀な選手を集め、それなりの成績を残す、まさに金で勝利を買う世界だ。
 一方で先日のワールドカップ、オイルマネーの象徴たる主催国カタールは最下位、中国は大会参加すらしていない。
 お金でチームは買えても、代表(国籍)は買えないのだから、まあ当然だ。
 
2 「世界」をつかめば、世界で勝てる。
 一 わが日本代表は、2大会連続でグループリーグ突破、これはアジア勢として史上初の快挙だ。
 その最大の要因は、多くの選手が本場欧州でプレーしている、つまり日々のクラブの試合の段階で世界と戦い、世界から学んでいるということだ。
 
 二 前回優勝、今回準優勝のフランス。テレビ画面を見て気が付いた方も多いかと思うが、代表の約半分の選手は海外、なかんづくアフリカ大陸のルーツを背負う選手なのだ。
 世界(の人々)を受け入れ、世界を力にしているからこそ、このような強さを保てるのである。
 
 日本は世界に出て、フランスは世界を入れて、共に「世界をつかむ」ことにより、結果を出したのだ。
 
3 「世界」に投資すれば、日本は勝てる!
 ここからは資産形成・国家形成の本題になる。
 一 サッカー
 世界に投資する = 人的資本を投ずる ことにより、強くなった。
 二 国民
 (日本を含む)世界に投資することにより、世界の成長の果実を、日本に居ながらにして手に入れることとなる。
 そしてその果実は、個々の国民のものだけではなく、国家全体の富ともなるわけである。
 
 自分のため、国家のため、世界の平和繁栄のために、世界に資金を投じましょう!