2023/2/26

資産形成入門5-4

                  <買ってはいけない商品・口座>
 
 7 ラップ口座 
  一 いい加減書くのも嫌になるが、これまた高齢者・富裕層・高い手数料、という金融機関が手数料を稼ぐ三点セットの商品だ。
  二 ラップは音楽だけで十分、だいたいジイサンバアサンにラップミュージックは似合わない!
    三 「資産運用のプロが責任をもって運用します」(笑)、というのが歌い文句だが、このプロなる人種、ただの運用会社のサラリーマンにすぎない。
  四 単なるリーマンが日経新聞かなんか読んで、それらしい顔しているにすぎない。
  五 そもそも、日経新聞自体が財務省の役人から情報をもらい、大広告主たる金融機関の意に沿った記事を書いているのにすぎない。
  六 というわけで、頭の悪いブンヤの記事を読んでそれなりの理論武装した頭の悪いファンドマネージャーと称する金取屋の選定する銘柄など、ろくなものはない。
  七 確実なのは、管理手数料2~3パーセントという極悪なお金を、毎年毎年むしりとられるというわけだ。
 
  今般、旧国営銀行の株式が新規売り出されることとなったが、
   ①その株式にかかる予想利回りが、年+4.15パーセント。
   ②一方、銀行の住宅ローン金利はおおむね年▲0.5(変動)~▲1.5(固定)パーセント。
   ③そんなじだいにですよ、アホなファンドマネージャーの運用する口座に年▲2~3パーセントですよ、小学生でもこの三つの違い、判りますよね。でもな、ジイサンバアサンはダマされるんだよね。
 
 8 スマホ口座
  ラップが高齢者向けなら、こっちは若者向けの手数料稼ぎ口座だ。
  一 お手軽口座
 読んで字のごとくで、スマホをいじくるだけで、個別株や投信が買えるというものだ。
  二 ワンコイン口座
 読んで字のごとくで、ワンコイン500円から投資ができる、というものだが、そもそもそんなせこい金で投資するなってーの。
  三 ポイント投資
 カード会社やスマホアプリと連携して、そのポイントから投資できるというわけだが、せっかくたまったポイント、投資なんかせず牛丼でも食べてろよ。
 
 以上、全ての口座において、だいたい年1パーセント前後の手数料が取られる。
 
 結論 
 1  ラップは高齢者、スマホは若者向けと対象者は異なるが、
 2 共通するのは、「お任せ、手軽」といった歌い文句で客をひきつけて、
 3 低金利のこのご時世に、年1~3パーセントもの手数料をむしりとる、ということだ。
   住宅ローン金利が、年0.5~1.5パーセントの時代にですよ、みなさん!