2023/3/14

分散・積立・長期複利は、投資の大道なり!

 もうすぐ新年度がはじまるわけであり、新たに資産形成を始める方も多いかと思う。
 資産形成・運用の原則として、長期・積立・分散投資、とか言う人がいるが、順番が間違っている
 
 1 長期・積立・分散は誤り
  一 これから資産形成を始めるかたは、まず大原則として、分散を考えるべきである。その理由は、
 ①例えば焼肉を食べにいったとして、いくらロースが美味いからといっても、そればかりじゃ飽きる。やっぱカルビやタンも食べたほうが楽しいし、お金の使いでもある。 というわけだけではなく
 ②真の理由は、「リスクの分散」である。
 一つの金融商品、1種類の金融商品だけを買っていたらうまくいったときはハッピーだが、その逆の場合、資産の大半を亡くすおそれがあるわけで、それを防ぐためにも、2~3種類の金融商品に分散すべきだ。
 例えば、ロース銀行の定期預金、コリア以外の企業に投資するカルビ投信、世界の先進国に投資するタン投信とかだ。
 二 次に考えるべきは、積立投資だ、これも二つ理由があって、
  ①そもそも、一括で大金を投資できる人はそんなに多くないそ、仮にそうであってももっと大事な理由がある、それは、
  ②積立投資なら、価格が上がっても下がってもメリットがある。
   価格上昇時:資産が増えるわけだから、当然ハッピーだ。
   価格下落時:相場が下がる、ということは、= 「安く買う」という、資産形成に最もだいじなことが、確実にできることだ。
 
 2 長期だけじゃ、お金は増えない
  一 というわけで、長期という要素は一番最後に来るわけだ。「資産運用の原則は長期で、・ ・ ・ 」なんて話始める人がいたら頭が悪い証拠だから、その時点でシャットアウトしてよろしい。
  二 ところで、長期投資はよろしいのだが、それだけでは100点満点の50点程度だ。
 日々の利息・収益を受け取るのではなく、そのまま再投資する、すなわち複利運用することが大事だ。
   ①「複利は、20世紀最高の数学的発明だ」(A・アインシュタイン)
   ②実際、10年・20年福利投資を続けるとすると、その元利合計は単利の2~3倍になる、ただ寝てるだけでですよ!
 
 3 リスクを分散し、積立で最安値を買い、長期複利で資産を膨らます
 以上整理すると、
  一 リスク分散    元本保証のある預貯金 & 今最も優良な金融商品たるインデックスファンド、かつそれも日本、米国、世界に分散する。
  二 積立
  毎月1000円でも2000円でもいいので地道に積み立てる。そして残高チェックは毎年年末だけにして、それ以外の時は学び、働き、遊ぶことに集中する。
  三  長期複利投資
 自営業者であれサラリーマンであれ、やがて定年が来る。それ以前に仕事のオファーが無くなったり、会社から解雇されることもある。
 人生100年時代、いついかなる状況になっても、食べていけるだけの蓄えは、今から始めておくことがとてもとても重要であります。