2023/4/11

スポーツビジネスは、世界経済の鏡なり!

 
 1 東京五輪汚職
  
 一 みなし公務員
  今回お金を受け取った組織委員会理事は、「みなし公務員」である。
  したがって、金銭の受領や、特定企業への優遇が贈賄とされるのは、法的には正しい。
 
 二 誰か損したの?
  しかし、一体1億や2億程度の金で、誰が迷惑したのだろうか?
  今回組織委員会が集めたスポンサー収入は、3000億円以上であり、これは当初の想定の倍以上の額である。
 
 三 国・都 〇 、国民 〇 選手 〇
   この結果、国・都にはそれだけの収入が入り、国民は五輪を楽しむことができ、選手は良い環境でプレーすることができた。
 皆が得をする万々歳の結果なのだ。、
 
 四 国の富を増やした功労者をバッシングするアホ国家
 3000億円という、膨大な富を創出した功労者をほめたたえるどころか、その逆で犯罪者に仕立てようというのだから全くアホな国だ。
 
 五 国際体操連盟会長
 国際体操連盟の会長Wは日本人である。この人物、
  ①日本のスポーツ界が、汚職容疑者を強く責めないことに対し、「スポーツ界はもっと怒るべきだ」などと、えらそうにきれいごとを述べた。
 これまでT容疑者やD社が日本のスポーツ界に果たしてきた役割を忘れた、恩知らずの発言というほかない。
  ②そんななか、IOCはロシアの選手の五輪参加を企だてている。平和国家日本の代表として当然反対すべきであるのに、JOCの会長と共にこれに賛成している。まさにバッハの犬、プーチンのポチともいうべき恥ずかしい姿だ。
 
2 ワールドカップ
 ワールドカップにおいて、フランスが準優勝し、日本は2大会連続で決勝トーナメント進出(ベスト16)を果たした、これはアジア勢初の快挙である。
 一 選手の大半が、純然たるフランス民族ではないフランス。
 二 選手の大半が、日本以外でプレーする日本。
 共に、世界を取りいれ、世界で磨くことにより、結果を出した。
 
3 WBC
 
 一 米国の、米国による、米国のための大会
  オリンピックは国際オリンピック委員会、ワールドカップは国際サッカー連盟の主催であり、野球もまた国際ベースボール連盟の主催である ・ ・ ・ わけではなく、その主催者はWBC・Inc
という株式会社なのだ。
 しかもその株主はメジャーリーグ機構&同選手会、つまり100パーセント米国のプロ野球界なのだ。
 ちなみに、日本ラウンドの主催者は読売新聞、なんと日本野球界の単なる1企業が全体の主催者なのだ(笑)
 
 二 興行収入100億円
 というわけで、その収入のなんと7割は、米国がかっさらい、日本にはたかだ1割強、すなわち10億円プラスアルファ程度しか入らなかったらしい。
 
 三 テレビ放送料
  ところで、その収入の内訳というのが、①入場料②放送料③その他、グッズ料金等、となる。
 そして、その中でもダントツなのが放送料であり、そのなかでもダントツなのが米国国内の放送料なのだ。無料放送はスポンサーたる企業がお金を払い、有料放送は視聴者が払う。
 つまり、それだけの膨大な額を米国の企業&国民が負担できるということとなる。
  
4 結論
  たかがスポーツ、されどスポーツ、である。
  スポーツの世界でこれだけの富が動く、ということは米国全体ではその数百倍の富が、日々動いているのだ。
  米国は、今もこれからも繁栄する。
  米国&米国主導の世界の資本主義&株式市場はこれからも繁栄する。
  米国&世界に投資するべし、である。