2023/4/13
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安倍黒田去り、停滞が始まる! |
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昨年7月、安倍総理が亡くなり、今年4月黒田総裁が退任、アベノミクス・クロダノミクスは名実共に終了する。以下、日経新聞記事を元にこの10年を振り返り、これからの10年を展望する。 1 黒田氏任命の理由 一 現役財務官時代から、デフレ円高への対応を唱え、思い切った金融緩和の必要性に言及していた。 二 財務官退任後の著書において、「政府から独立して以降は、独立性を発揮することに汲々して、デフレ歓迎の姿勢すら示していた」と、日銀プロパーを激しく批判し、 三 新日銀法が、「物価の安定」を日銀の理念に定めた以上、デフレの克服は原因が何であろうと日銀の責任、それが持論の黒田氏はデフレ脱却を目指す安倍氏にとって理想の総裁であった。 ※ 日経も、たまには的確な記事を書く 2 退任記者会見質疑 一 Q:異次元緩和の評価は? A:①デフレではなくなった。 ②女性や高齢者を中心に400万人の雇用が生まれた。 ③若年層の雇用環境も改善し、ベースアップが復活し、雇用者報酬も増加した。 二 Q:賃金や物価が上がらないことを前提とした慣行が、完全になくならなかったことは、政策の失敗か? A:そういうふうには、全く考えていない。 三 Q:潜在成長率が低迷している A:①過去10年のような金融緩和を続けなければ、デフレが続いていた。 ②潜在成長率を上げられなかったのではなく、 ③もっと下がるものが、下がらずに済んだ、ということだ。 四 Q:米国の銀行破綻による政策運営への示唆は? A:波及がないのは、日本の金融システムが頑健で安定しているからだ。 五 Q:政府は共同声明の役割を果たしたか? A:デフレでない状況を実現したという意味では、共同声明の考え方はあ適切だった。 ※朝日を代表とする、財務省・日銀プロパーのポチ(飼い犬)であるアホブンヤの愚問に対し、正々堂々論理的に答える姿は、まさしくバカ犬を相手にする人間の姿である。 3 これからの10年 一 安倍晋三内閣総理大臣、黒田東彦日本銀行総裁、共に100年に一人の人物である。 ということはこれから先、少なくとも21世紀の間は、これ以上の人物は出ず、結果退屈な経済・ 金融政策が続くこととなる。 二 唯一、岸田総理を評価すべきことがある。それは次期総裁に日銀プロパーを選ばず、学者である植田氏を選んだことである。 日銀プロパーを選んだならば、ほぼ間違いなくデフレ円高という地獄の時代に戻ることとなるわけであり、植田氏におかれては、学者としての知識・経験を活かし、、国家国民のために結果を出していただきたい。 三 とはいいつつも、アベノミクス・クロダノミクスのような黄金の10年は、二度と訪れないであろう。 日本経済はダラダラと前進し、それでも日経平均株価は、最低でも5万円はこえるであろう。 しかし、それ以上に米国・世界は前進し繁栄するであろう。 今こそ、資本主義、世界経済、世界株式会社に投資するインデックスファンドを買うべきである。 Q:賃金や物価が上がらないことを
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