2023/5/4
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目先の利に眩むものは、やがて滅ぶ! Ⅱ |
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不動産業ユニゾ・ホールディングスが民事再生法を申請し、事実上倒産した。 1 ユニゾHDとは? 旧日本興業銀行(現みずほ銀行)の不動産子会社だった。その後みずほが株を手放し独立会社となった。 2 エイチ・アイ・エスがTOBを仕掛ける 2019年、旅行業のエイチ・アイ・エスがTOB(敵対的買収)を仕掛けた。ユニゾの持つホテルとの協業効果を狙ってのものだ。 3 対抗策として、外資に頼る これに対しユニゾ(経営陣)は反発し、海外のファンドA社に対抗的買収を依頼した。 その後エイチ・アイ・エスの買収は失敗したが、これを見ていた海外ファンドB社が、ユニゾにEBO(従業員による自社買収)をもちかけてきた。 4 EBO実施 B社が準備した2000憶円の資金でEBOは成功し、我が国のマスゴミは、「日本初のEBO成立!」などとはやしたてた。 朝日などは、「ハゲタカと戦った300日」などという、寝ぼけた記事を自慢げに連載したほどだ。 5 ハゲタカ、600億円持ち去る EBO成立後わずか数か月、B社は2600億円もの金を(完全に合法的に)持ち逃げして去っていった。 2000億円 - 2600億円 = ▲600億円、というわけでユニゾはたちまち600億円もの損失を抱えたのだ。 6 資産切り売り、事業縮小、倒産 この損失をカバーするために、保有資産の売却 → 事業縮小 → 倒産、という流れになった。 「ハゲタカと戦った」どころか、「ハゲタカに食い荒らされた300日」だったわけなのだよ、朝日のアホブンヤくん((笑) 7 目先の利に眩んだ愚か者の末路 目先の利益(経営者の保身&2000億円という見せ金)に眩んだアホ会社の末路である。 経営者が路頭に迷うのは自己責任だが、可哀想なのは従業員である。今まで、そして今後多くの社員が社を去ることとなるだろう。 彼らがより良い職を得ることを、願うばかりである。 短期的利益より、中長期の戦略を練り、資産を保有し増やす。これは全てにあてはまる。国家運営、会社経営、そして資産形成である。 分散、積立、長期複利投資という資産形成の大道を歩みましょう! |
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