2023/6/9

こんな会社いらない!

 
1 IR助言会社
 「企業の用心棒」とか、「株主総会の護衛役」とか呼ばれ、業績を急上昇させているコンサルタント会社がある、「IRジャパン」社だ。
 IR(インベスター・リレーションズ)とは、企業が株主に対し発信する情報のことであり、これから転じて①買収防衛策や、②株主総会対策等、株主に対する対策を助言する会社である。
 この会社の前副社長が、書類送検された、ある会社A社に対し、B社が敵対的買収を仕掛けた。
 IRジャパン社はA社の側だったのだが、なんとこの副社長、裏でB社とつるんでいたのだ。まさに典型的な利益相反、マッチポンプ行為であり、起訴され、有罪となり、10年間くらいブタ箱に入れるべきである。
 ところで、IRジャパン社も含め、こんな会社いる?
 法律面なら弁護士事務所、財務面なら会計事務所、違法行為なら警察にアドバイスを頼べばいいわけであり、それ以外のアドバイス会社なんていらんだろう? 
 コンサルタント会社なる詐欺的会社に高い金払ってアドバイスを願うなんて、ホント日本の上場企業の経営者はアホばかりだ。
 
2 議決権行使助言会社
 株主総会において、会社側または投資家側が議案を出す。これに対し賛成するか反対するかを、提出者以外の株主に上限する会社がある。
 顧客は機関投資家をはじめとする大口投資家らしい。
 あのなぁ、賛成するか反対するかなんて、ガキじゃないんだから自分で考えて、自分で決めろよ!
 こんなくだらない業種・会社が存在すること自体、不思議でなならない。
 ホント日本の大口投資家はアホばかりだ。
  
3 こんなや奴らを頼る会社
 要するに、日本の上場企業&それに投資する大口投資家企業ってのは、基本的なことも自分で判断できない、決められないカスの集まり、というわけだ。
 
4 太平洋で1円玉は見つけられない
 とはいいつつも、そんなカスばかりではない。今から約30年前総会屋全盛の時代、
 ①某食品メーカーK社は、総会屋(株主)の質問に対し、徹底的に回答し、総会において質問される内容を全て解決していた(もちろん、金銭の授受ゼロでだ)。
 ②某エレクトロニクスメーカーS社は、社長が「質問には、全て答える」と宣言し、なんと11時間かけて総会を終了したのだ。
 つまり、こんな立派な上場企業もあるのだ。
 しかしながら、私たちがこれから投資をしようとしたとして、これらの会社を見つけるのは至難の業であり、太平洋に落とした1円玉を見つけるくらい大変なのだ。
 
5 太平洋全体を買おう!
 いや、それでも株式投資をしたい、資産を増やしたいという方もおられるだろう。メチャクチャ簡単な方法がある、太平洋全体を買ってしまえばいいのだ。
 太平洋全体、つまり株式市場全体、株価指数に採用されている会社全てを買う = インデックスファンドを」買えばいいのである。
 これを行えば、カス会社も残念ながら含まれるが、一方K社やS社のような優良企業ももれなく買える。そして、そのパフォーマンスはカス会社のマイナスを補って余りあるのである。
 そしてそのことは、資本主義経済の発展、富の増大という、今21世紀の世界の姿が証明している。
 
 インデックスファンドに投資して、資産を増やし、社会を富ませましょう!