2023/6/11

外貨投資、ピンからキリまで

 今、クロダノミクス・ウエダノミクスの影響で円安が進んでいる。
 分散投資、世界投資という観点からみて、外貨投資することは、基本的には良いことである、ただし商品は選ばなくてはならない。
 大前提:
 ①円高なら元本目減りする & 円安なら増える。 
 ②アホ学者や、低能コメント屋の為替予想など信じてはならない。
 ③何故なら、その行方は神のみぞ知る、ものだからだ。        
      
 1 外貨預金 △
  一 世界で最も金利が低いのが我が国である。
  二 当然ながら、他国の預金金利は高い。
  三 金利が高いということは、現在の米国を見ればわかるように、その国はインフレである。
  四 ということは、その国の通貨は安い。
  五 ということは、比較して我が国の通貨は高くなる。
  六 ということは、円高で元本割れのリスクが高い。
  七 高金利のプラス VS 円高のマイナス、どちらを選ぶかが問題だ。
 
2 外国為替証拠金取引 ✕
  一 レバレッジを利かせたギャンブルなので、ハイリスクハイリターンである。
  二 円安時はいいが、円高になったら元本目減りに加え、追加証拠金を取られ二重のショックである。
  三 ギャンブルやるなら、国家公認のギャンブル(パチンコ、宝くじ、競馬、競輪、競艇、オート))をやったほうがいい。
 
3 外貨保険 ✕ ✕ ✕
  一 正式名称「外貨建て生命保険」、こんな商品が繁盛してるアホ国家、我が国くらいだ。
  二 生命保険の最大のポイントは、被保険者が死亡した時に、想定しただけの保険金が下りるか否か、ただそれだけである。
  三 ところで、死亡時期は神のみぞ知ることであり、当人でさえ判らない。
  四 死亡時に円高だったら、死の悲しみに加え、保険金が目減りするという、二重のショックである。
  五 円安なら、多少保険金は多くもらえるかもしれないが、そんなことは誰も予想できない。
  六 日本生命、第一生命といった代表的保険会社が、このゴミ商品を、しかも世間の批判を受けても凝りもせず(悪徳銀行を通じて)販売しているのが我が国の現状だ。
  七 日本国の名誉のために書き加えれば、かんぽ生命&富国生命は販売していない(私の知る限り)。
 
4 外国株投資 〇
 結局、皆さまにお勧めすることが出来るのは、外国株(世界)投資だ。
 一 FXのようギャンブルではない。
 二 外貨保険のような、合法的サギ商品でもない。
 三 世界の成長&資本主義の発展に投資する商品であり、
 四 仮に多少の円高が進んでも、それを補って余りあるだけの利回りがあるころは、この100年の人類の歴史が証明している。
 五 過去100年の歴史を引き継ぎ、これからの100年を創るのは、私たち現生人類の使命である。