2023/6/22

日経わめけど、日銀は進む!

 新聞&テレビは、かつては最大の報道機関だった。
 いまだに、そう信じているジイサン・バアサンも少なくない。
 しかし、事実は単なる「2割メディア」であり、残り8割の国民は読みもしない、見もしないというのが真実なのだ。
 そんななかでも日経新聞は数少ない優良メディアだ。
 ところで、日経は不思議な新聞社だ。「けいざいしんぶん」を名乗り、一見日本経済を進めるかのようなポーズを取るが、その主流は財務省&日銀べったりであり、日本経済衰退の片棒を担いでいるからだ。
 先日、日銀植田氏総裁が、政策決定会合後定例の記者会見を行った。以下そのQ&Aを記しコメントすることとする。
 
Q:今回の決定内容について
A:現在の金融市場調節方針及び資産買い入れ方針について、現状一致を全員一致で決めた。
コメント:当然の決定なり。
 
Q:物価の見通しは?
A:物価安定目標の達成には、なお時間がかかるとみている。
コメント:輸入物価の上昇を受けて、物価全体が上がったと騒ぐマスゴミをせせら笑った正しい発言なり。
 
Q:物価目標の達成には近づいているか?
A:原材料・エネルギー等の価格上昇の動きが思ったより強いとみている。
コメント:同上
 
Q:慎重な対応が、過大なインフレを招く恐れはないか?
A:リスクはゼロではない。上がる(インフレ)リスクと、下がる(デフレ)を比較すると、下がる方が対応しにくくなると判断している。
コメント:アホなブンヤに言うが、インフレよりデフレの方が厄介なんだよ、勉強しろ!
 
Q:物価高の国民負担について考えは?
A:インフレ率を下げたければ金利を上げて経済を冷やせばいいが、そのことによるマイナスの方が大きい。
コメント:素晴らしいの一言につきる。
 
Q:足元の円安傾向はどう評価するか?
A:ファンダメンタルズに沿って為替レートが安定的に動いてゆくことが重要と考えている。
コメント:円安は国益だ。
 
Q:株高はどう見るか?
A:日本経済や企業業績が改善してるとするとそれを先取りして株価が動いているということだと思う。
コメント:その通り!
 
 以上が主要な質疑応答なのだが、このことを解説した記事の見出しが、
(大見出し)「日銀総裁、政策修正に含み」、(小見出し){物価見通し、大きく変われば」。
 オイオイ、質疑応答の全体を見ても、そんな部分たかだか10パーセントであり、残り90パーセントは現在の金融緩和を継続するって、植田総裁は言ってるんだぜ、どこからこんな見出しが出てくるんだよ。
 財務省・日銀プロパーのポチである、ニッケイシンブンの面目躍如たるアホ記事だ。
 とはいえ、日経全体を見れば、〇 60パーセント、✕ 40パーセントである。ヒマとカネのある方はお読みください。
 
 なにより大切なのは、最後の植田総裁の発言である。
 東大名誉教授にして、スーツ姿でリュックを背負い、昼食にコンビニ弁当を食べる、六本木のクラブ好きの植田氏の言葉を信じ、日本経済・日本株式に投資をしましょう!