2023/7/14

資産形成、五つの法則

 これから資産形成を始めるかたにアドバイスをいたします。
 
1 必:貯蓄(元本保証)は必ず何割かはキープせよ!
 資産形成の基本は投資(後述)だが、元本保証ではない。
 セーフティーネットとしての元本保証たる貯蓄(預金)は、最低限必要である。
 その割合は人によって異なるが、判りやすく年齢で区分するならば、年齢に比例したものが目安だ。20歳代なら2割、40歳代なら4割、60歳以降は6割以上とする。 
 
2 投資は、全額iDeCo&NISAで!
 セーフティーネットに回す額以外は全額投資に回すべし。
 そして、それは全額iDeCo&NISAという国の創った、すなわち絶対に安心な制度を利用すべし。
 ただし、安心だからといって絶対に増えるという保証ではない。
 話は変わるが、コロナ給付金詐欺で捕まった若い女性容疑者。裁判で「将来不安があって、安易にお金を増やす道に走ってしまった。これからは地道にNISAでお金を貯めます」と言っていた。
 正しい道を歩まれんことを期待します。
 
3 金融機関は、商品ラインナップで選べ!
 
 iDeCo、NISAを始めるには、どこかの金融機関に口座を開かなければならない、その際重要なポイントが二つある。
 
 一 最初に金融機関を選ぶのではなく、自分が投資すべき商品を揃ええているかどうかを調べる。
  ✕ 金融機関決定 → 商品決定    〇 商品決定 → 金融機関決定
 
 二 商品決定した時点で、もう方向は決まっているので、間違っても金融機関社員で商品アドバイスを求めてはいけない。何故なら彼らの推奨する商品は彼らが儲かる商品だけだからだ。
 
 以上二つを留意したうえで金融機関を選ぶわけだが、探すのは以下の範囲で十分だ。
  ①銀行預金量上位2社 ②証券会社口座数上位2社 ③ネット証券口座数上位2社、それ以下はどーでもいい金融機関なので無視。
 現在我が国には、金融機関が約1500社あるが、これだけで6社に絞れる。
 
4 投資商品
 
  一 外貨預金✕ 個別株△ 投資信託〇
 
  二 債券投信✕ 不動産投信△ 株式投信〇
 
  三 バランス型✕ アクティブ型✕ インデックス型〇
 
 詳しい説明は省くが、現在2023年の世界において、全ての人類が買うべき適切な金融商品はインデックスファンドだけである。
 
5 投信6000本、でも買うのは3本だけ!
 現在我が国には、投資信託が約6000本流通しているが、選ぶのはたった3本(種類)だけである。
 一 日経225インデックスファンド
 二 米国SP500インデックスファンド
 三 MSCI全世界インデックスファンド
 
                     結論:イイネでNSA
 
 イ(iDeCo&NISA)を使い、イ(インデックスファンド)を、ネ(ネット証券等)で買う。
 その対象は、N(NIKKEI2225)S(SP500)A(AllCountry)である。