2023/7/17
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インボイス iDeCo、NISA |
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2023年10月より、消費税にかかるインボイス制度が始まる。 1 消費税納税の仕組み 生産者A ← 販売者B ← 消費者C 販価1000円 販価2000円 消費税100円 消費税200円 パターン1: Aが100円納税、、Bが100円納税 パターン2: Aが免税業者の場合、Aは100円を自分のフトコロに入れ、Bのみが100円納税。 つまり、私たち消費者が社会福祉やインフラ整備につながると信じては払った消費税相当額の半分は、Aが自分のものにしているのだ。 10月1日より Aがインボイス業者となった場合 = パターン1 Aが免税業者の場合、Bが200円を納税する(パターン3)。他人の税金100円分まで一緒に払うオメデタイ人はいないから、インボイス業者(人間)以外と取引する業者はいなくなる。 2 インボイス反対で涙の訴え(笑) 声優組合が、外国人記者クラブで涙の三文芝居をした。いわくインボイス業者になることに対し、「事務処理が得意でない」、「手続きが繁雑だ」「税理士に頼む金が無い」等々。このままでは声優辞める人が増えて日本のアニメ業界が潰れてしまうとさ(笑) あのぉーーー、消費税の事務処理って、1年間稼いだお金の10パーセントを計算して納税するだけのことで、小学生でも30分で出来るんですが(スマホ使える小学生なら15分で可)。 話はそれるが、私が昨年末川口オートレース場でスーパースター王座決定戦を観戦していた時のこと。車券買い終わって発送前のヒマ時間、後ろのオッサンがこんな話ししてた。 ガテン系オッサンA:「インボイスの登録した?」 ガテン系オッサンB:「まだだけど、どうなの?」 オッサンA:「簡単だよ。ポイントは二つ、一つは支払票や領収書を必ず取っておくこと。二つ目は隠さず正直に申告すること」 以上整理すると、 声優組合:「(消費税始まってから)33年間税金フトコロに入れてきたのに、これからはちゃんと払えなんてムゴイ。えーん、えーん(アニメ声で泣き真似)」 ガテン系オッサン組合:「俺たちそんなに計算とか得意じゃないけどよ、お客様から預かった税金はちゃんと納めなきゃな、お天道様はちゃんと見てるからな」 どちらが人として上等かは言うまでもない。あと、インボイスがスタートしたら3割の声優が仕事を辞めざるを得ないと泣き言言ってるんだけど、3割辞めたら、その分算数の掛け算ができる若い人に変わるだけのことで、むしろアニメ業界の新陳代謝につながることになってよろしい。 3 正しく納税、正しく資産形成 一 インボイス制度が正しく機能すれば、これまで業者Aの口座に消えていた税金が正しく国に納税される。 二 一方iDeCoやNISAの利益は原則非課税である。 三 非課税で減った分の税収は、インボイスで正しく補填され、トータルでは国家全体の税収はプラスとなる。 正しく納税し、正しく資産を増やしましょう!
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