2023/7/27

過去に生きる者は滅び、現代に生きる者は栄える!

 
1 そごう西武売却を巡る三文芝居
 一 もともと独立経営だったそごう&西武百貨店だが、バブル崩壊以降業績が悪化し、両者それぞれ倒産した。
 その後合併した会社を買収し子会社化したのが、セブンアンドアイホールディングス(以下、セブン)である。セブンイレブンを世界最大のコンビニエンスストアにした手腕で立て直しを図ったが、結果うまくゆくことなく、2500億円で米国投資ファンドへの売却を決めた。
 
 ニ 真の買い手は、ヨドバシカメラ
 この買収劇だが、真の買い手はヨドバシカメラであることが判明した。西武池袋本店にヨドバシの売り場を展開したいのだ。
 
 三 文化、城 
 これに反対したのが、労働組合、豊島区、西武鉄道などだ。
 労組が反対するのは判るが、区や鉄道が反対する理由というのが、「池袋に家電量販店は似合わない」とか、「西武百貨店の文化を守れ」とか、冗談としか思えない寝言ばかり。
 さらには世間知らず(①株を公開せず、②役員はジジイばかりで女子ゼロ)の日経新聞がワルノリして、「店は単なる店ではなく、街であり城である」とか、「資本の論理だけでは割り切れない」とか、おとぎ話をとくとくと記す。
 
2 赤字百貨店に存在意義無し
 一 4期連続赤字で、借金3000億円を抱えている会社をいったいどこの誰が買うというのかね?、文化だか城だかしらないがそんなに価値があると思うなら、労組・区・鉄道の3者で金を出し合い買ったらどうか?
 もちろんそんな気概などあるはずもない。なんのリスクも負わず外野席でヤジ飛ばしてるゴミジジイにすぎないからだ。
 
 二 挙句の果てには、労組がストライキを計画してるらしい。客が来ずガラガラの店がストライキをやったらさらに客は減り、赤字は増える、こんなこと小学生だってわかるよな。
 
 三 ①赤字子会社を抱ていることにより、セブンの利益は減る。
   ②セブンは日経225対象企業である。セブンの利益が減り平均株価が落ちることは、日本経済全体にとってマイナスである。
   ③国民の年金積立金を運用するGPIFは、その25パーセントを日経225を中心とする日本株式で運用している。日経225が落ちることは、日本国民全体にとって多大なマイナスなのだ。
 そごう西武が潰れようが、社員が路頭に迷うがご自由だが、国民に損失を与えないでいただきたい。
   
3 過去に生きる者に未来はやってこない
 西武のジジイ社員やボケOBがセブンの株主となって、売却反対の訴訟を始めている。百貨店の時代など、とっくの昔に終わってるのに、いまだに過去の栄華が忘れられない老害ボケ集団というほかない。
 これらの訴訟を指揮している弁護士というのが、反原発裁判を仕切ってるジイサン弁護士らしい。
 燃えるゴミと燃えないゴミを足したって駄目なのは、そごう&西武の合併で判ってるではないか(笑)。
 
 過去に生きる者(会社)に未来はやってこない。だけではなく、今そして未来に向けて生きる若者・女子の足を引っ張るだけの老害集団にすぎない。
 日本、日本経済、日本国民の未来のために、賢明なる決定がされることを祈るばかりだ。