2023/9/2

騙すワル&騙されえるアホ

 資産形成の手段は2種類に分けられる。
 元本保証される貯蓄と、元本保証がない投資の2種類だ。
 当然ながら、両社に対するスタンスも変わってくる。
 S「貯蓄」(セイブ)、、いわゆる預貯金は1千万円まで国家保障されるので、預金者としては安心して「お任せ」してよい。
 I 一方「投資」(インベストメント)は、元本保証ゼロ、下手すれば全額パーになってしまうわけで、究極の「自己責任」が求められる。
 
 ところが、そのような自己責任商品において」「お任せ」をうたい勧誘する業者と、それにコロッと騙されて、大事なお金を赤の他人に「「お任せ」するアホな客があとをたえない。
 そもそも、自己責任の世界においてお任せをうたうなどというのは、八百屋が魚を売るに等しいアホな行為なのだ。
 
1 ロボアド口座
 アホ商品(口座・会社)で、主に若者向けなのがロボアド口座だ。
 ロボットが資産運用のアドバイス?て、がストやジョナサンの店員ロボットが料理運んだついでにいい金融商品を教えてくれる、わけではもちろんない。
 それより、今流行りのAIアドバイスとか言えば、もっと客を引き付けられるのだが、さすがにそこまで図図しくはないらしい(笑)
 その正体はといえば、あらかじめ用意した金融商品(もちろん人間がチョイス)を、客の属性によってコンピュータ(例えば、フリーマーケットで500円で買ってきた格安パソコンとか)が選択したと称するものだ。
 その属性たるや、年齢&収入の二つプラスアルファらしい。
 たった二つ、三つの要素で、何千何万ある商品を選ぶなど、普通に考えてもあり得ないわけで、こんな口座に年1~2パーセントの手数料を、毎年毎年払い「お任せだから楽でいい」などとほざいてるヤツ、究極のアホというほかない。
 
2 ラップ口座
 ロボアドが若者向けなら、高齢者・退職者向けにうごめいているのがラップ口座だ。
 これまた自己責任の世界にお任せをうたい、なんと年2~3パーセントの手数料を、毎年毎年払うという、身の毛のよだつような口座だ。 
 退職金1000万円をラップ口座に入れたらですよ、毎年毎年30万円を証券会社のバカ社員に吸い取られんだよジイサン・バアサン、まったくどうかしてるぜ(ブラックマヨネーズ吉田メンバーのセリフ)! 
 
 以上、金融業界における燃えるゴミと燃えないゴミについて述べてきた。
 本物のゴミ出しは場所や曜日が決まっているが、金融ゴミについてはそのようなシバリがない。   
 したがって悪徳金融屋は24時間365日貴方のお金を狙っている。
 いついかなる時でも、24時間365日100パーセント無視し、頭の中は収集後のゴミ捨て場のようにクリーンにしておくべきだ、
 そのうえで、どこの会社にも属さず、どこの会社からも手数料をもらっていない独立・中立の金融助言者のアドバイスを受けることをお薦めする、誰の為でもなく貴方自身のためにだ。