2023/10/29

会社を買うな、社会を買え!

 9月1日付で、「そごう・西武」が、セブンアンドアイホールディングスの子会社から、投資ファンドフォートレスの子会社となった。
 
1 過去
 一 元々独立した百貨店だったそごうと西武百貨店、昭和の時代は高度成長&バブル景気に乗り隆盛をほこっていた。
 二 しかしバブル崩壊と共に、経営は傾き共に倒産した。
 三 その後、両社は合併したわけだが、倒産会社同士が一緒になってもうまくゆわけもなく、セブンが買収し、その完全子会社となった。
 四 セブンとしては、コンビニに加え、スーパーのイトーヨーカ堂、デパートのそごう西武という三本柱経営で相乗効果を期待したと思われる。
 五 しかし、結果的にはうまくゆかず、そごう西武は大赤字と大借金を抱え、仕方なく売却ということになった。
 
2 現在
 一 フォートレスの背後にはヨドバシカメラがおり、すでに池袋西武と千葉そごうの半分は、ヨドバシが入店することとなっている。
 二 問題は残された半分をどうするかだが、当然ながら今までの経営ではうまくゆくわけはない。
 三 フォートレスは、業態・売場ごとに損益状態を割り出し、儲かる部門は残し不採算部門を切り捨てる方向だ。
 四 この当たり前の改革を、東洋経済ウエブなるマスゴミが批判している。「とんでもない改革だ」とか、「関係者も批判している」とかだ。
 五 営利企業として当然の改革を、「とんでもない」ということ自体、経済のイロハも判らないお笑い記事だし、そもそも関係者って誰だ?
 おそらく、西武OBのボケジジイだろう。いまだに過去の栄光に浸り、現在の状況にはなんの責任感も解決策もない、ほんとしょうもないクズ連中だ。
 
3 株式投資
 これからが本論になる。
 一 「会社の寿命30年」という言葉があるが、今元気な会社であっても5年後・10年後どうなるかは、誰にも判らない、まさにそごうや西武の現状のようにだ。
 二 今我が国には約3000社の上場企業がある。この中から5年後・10年後に元気で株価も高い企業を見つけ出すなどということは、不可能だ。
 三 それでは株式投資で利益を上げ、資産を増やすことは不可能なのだろうか?
 四 答えはノーである。個別企業を選ぶのが不可能ならば、株式市場全体を買えばいい
 五 人類・資本主義発展の原動力たる株式会社、その集合体である株式市場、そしてその中の優良企業の集合体である株価指数採用企業の株を買えばいいのだ。インデックスファンド投資である。
 
 日本の優良企業の集合体である日経2225、
 米国の優良企業の集合体であるSP500、
 世界の優良企業の集合体であるMSCI全世界株式
 を買うならば、貴方の資産は99パーセント確実に、ゆっくりゆっくりと増える。
 
 頭の悪いマスゴミや、手数料稼ぎの金融屋の妄言にダマされることなく、人類と資本主義の発展を信じ、共に歩んでゆけばいいいのであります。