2023/11/10
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サワアやめて、イイネでゆこう! |
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資産形成の現在と未来について述べる。 1 現状 一 岸田総理が、「資産所得倍増計画」を打ち上げた、素直に評価し応援したい。 二 来年から始まる新型NISA、ぜひ活用していただきたい。 三 これらに象徴されるように、我が国の経済、金融、資産形成の方向は、間違いなく良い方向に向いている。 この方向をゆるぎなくするためには、間違っても、「NISAの高額利益には課税する」などと放言する(立民党・江田憲司)、反資本主義・反経済性成長の政治屋に票を入れてはならない。 2 現在の投資の世界 ー サワア ドリンクのサワーは美味い。私はレモンサワー中心だが、グレープフルーツやその他の果実でもアルコールと合わせることにより、美味さは倍増する。 問題は資産形成の世界におけるサワー(サワア)だ、こちらは最悪であり、絶対飲んではいけない。 一 サルが作り、 投資の主力商品である投資信託を始めとするファンドは、ファンドマネージャーと言われる者が組成する。 ところでファンドの中心的な商品である株式投信には、①ファンドマネージャーがつくるアクティブファンドと、②株価指数に採用されている会社をそのまま買うインデックスファンドの2種類がある。 ア この2種類の運用成績は過去も、現在も、インデックスファンドの7勝3敗であり、おそらく未来もそうなるであろう。勝負はついているのだ。 イ これをわかりやすい表現で言うならば、 「目隠ししたサルに新聞の相場欄めがけてダーツを投げさせ、それで選んだ銘柄でポートフォリオを組んでも、専門家が注意深く選んだポートフォリオ(アクティブファンド)と、さほど変わらぬ運用効果を上げられることを意味するからだ」(バートン・マルキール著「ウオール街のランダムウオーカー」(日本経済新聞出版社)) ウ 要するにファンドマネージャーなる人種、サルより3本毛が多いか少ないかという程度の生物だ、ということである。 二 ワルが売り、 これを売るのが銀行、証券といった販売会社であり、社員である。 そして彼らの目的は1パーセントでも1円でも手数料の高い商品を売る、自社(員)の儲けを増やすことが100パーセントであり、顧客の利益など1パーセントも考えてはいない。 まさしくワルが、自分たちがキャバクラやホストクラブに行くためのお金を得るために高齢者やあ富裕層を食い物にしているのだ。 三 アホが損する。 こういうワルに騙されて、多くの高齢者や富裕層がゴミアクティブファンドを買わされている。 金融庁の2020年の報告によれば、銀行等からファンドを買った顧客の約半分は損失を抱えているとのことだ(その後の株式相場上昇により、この損失度合はやや下がったと思われるが、もちろんファンドマネージャーが優秀だから下がったわけっではない)。 以上投資業界におけるサワア(サルが作り、ワルが売り、アホが損する)について述べた。間違ってもこんな極悪カクテルを飲んではいけない! 3 未来への投資 ー イイネ 一 iDeCo使い、 iDeCoやNISAといった国の創った素晴らしい制度を使い、 二 インデックスファンドを、 人類&資本主義の成長そのものを買うインデックスファンドに投資し、 間違ってもサルがつくったアクティブファンドなど買ってはならない。 三 ネットで買う 口先三寸の窓口社員のいる金融機関ではなく、ネット証券に代表される自己責任で買える金融機関を選ぶ。 百歩譲って窓口金融機関を選ぶならば、「商品選択は全て自分で決めるから、おめーは売買手続きだけやってな」と、最初に宣言しておくことだ。 皆様の成功と繁栄をお祈りいたします。
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