2024/1/5

2024年、「世界」で勝とう!

  2024年1月1日、、新年早々大地震が能登半島を襲った。亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被災された方にお見舞いを申し上げます。
 一方で、1月3日珠玉の文章に出合った。(東洋経済オンライン「弱い日本を悲観する人は、世界を知らなさすぎる」 (株)スパイスアップ・ジャパン代表取締役 豊田圭一氏)、以下紹介し、私の見解を述べたい。
 
1 文章の要旨
 
 一 少子高齢化、政府の借金等で子孫の時代を心配する声が聞こえてくる。
   物価も安く、もはや日本は先進国じゃないと悲観する人もいる。
   英語を話せない人も多く、世界から置いてきぼりになる危惧もあり、キャッシュレスも進んでいない等、「とにかく日本はもうダメ」の大合唱を聞いているようだ。
 
 二 しかし、私(豊田)の見方は違う。日本と海外を行き来してきた感覚で思うのは、「日本はダメなのではなく、発展というレースを圧倒的1位でゴールテープを切ってしまった国ではないか」と思う。
 ゴールしたからレースには参加していない、他国と比較される土俵には乗っていないのだから、比較してダメと言うのはやめてほしい。
 
 三 人類の目的は「生存」だったと言っても間違いはないだろう。
 今、戦争や紛争などの影響により食糧供給が混乱し、栄養不良や飢餓に苦しんでいる人もたくさんいる。
 翻って日本はどうだろう?
 100パーセント安全ではないが、世界で日本ほど治安が良い国はないと言っても過言ではない。
 選ばなければ仕事はあり、食事は安いものから高いものまで選択肢が多く世界中のさまざまな料理が食べられる。 
 世界ではまだまだ「生存」が厳しい国があるなかで、日本は圧倒的1位でそれをかなえてしまった。ダメどころか最高な国だ
 
 四  今、韓国の文化(音楽、映画、ドラマ等)は世界に多大な影響を与えている。「それに比べて日本は」なんて思わないでほしい。
 韓流ブームのきっかけは1997年のアジア通貨危機により韓国国内市場が無くなってしまった。その結果国内でなく世界を目指す国家戦略を取りそれが成功した。
 「ダメになったからこそ飛躍した」、ということだ。
 
 五 一方日本は、人類の目的を達成してしまったからハングリーになる必要がなくなった。
 韓国と逆で、「ダメじゃないから、ダメになってしまう」ということだ。
 
2 以上が豊田氏の見解であり、新年の始めにこのような素晴らしい文章に出合ったことは、喜ばしいかぎりだ。
 ところで、そんな日本においてもまだまだレースに参加し、ハングリーに戦っている人がいる。
 
 一 団体競技日本代表
 野球、サッカー、バレー、バスケ、ハンドボール等団体競技の男子代表が元気だ。そしてその源が選手の海外進出である。
 本場の一流選手と切磋琢磨することにより個々の選手の力が上がり、その影響が国内組の選手にも波及しチーム全体の力が上がったというわけだ。
 
 二 日本企業
 今、日本を代表する企業の多くが世界に進出している。外国人社長をはじめ社員の半数が外国人、売り上げの半分が海外なんていう企業もある。 
 内向き日本、ダメな日本なんていうコメント屋のしょーもない寝言などガン無視し、アスリートも企業もとっくに世界進出しているのだ。
 
3 ここからが、資産形成・資産運用の本論である。
 生存レースを圧倒的大差で勝ち抜いた日本、しかしそれでもなハングリーにチャレンジする人・企業があまたある我が国の未来は限りなく明るい。
 自信をもって日本株式会社 = 日経平均インデックスファンドに投資しよう。
 さらには生存レースを戦っている米国や世界の株式市場 = インデックスファンドに投資しよう。
 そして得た富を、自分のみならず社会・国家に投資しよう。
 
 地震大国日本において、これからも多くの大きな地震は必ず起きる。地震そのものは避けられないが、人や家屋の損害は減らせる、防災インフラの整備である。
 個人と国家の富を増やす、それこそがインフラ整備の源となるのであります。