2024/4/9

日経平均は10万円を目指す!3

 
1 1989年の株価は過大だった
 
 一 PER60倍
 1989年末の株価は約39000円、しかし株価の適正さを図るPERは60倍だった。
 
 二 適正株価は2万円
 一般にPERは30倍前後が適正であるとされている。ということは60倍ということはその倍、言い換えれば株価は2倍に過大評価されていたことになる。
 39000円の2万円部分が適正値であり、その上は過大、すなわちバブルだったのだ。
 
 三 2万円はバブル
 バブル(泡)はやがて弾けるわけであり、その崩壊はある意自然の出来事だったのだ。
 
2 失われた20年
 
 一 バランスシート不況
 バブルが弾けた結果、我が国は深刻な「バランスシート不況」(野村総合研究所リチャード・クー氏の造語)に陥った。
 企業はバランスシートを整えるべく、借金を減らし、投資を減らし、ひたすら現状維持・守りの経営に走った。
 
 二 財政出動したが、
 企業(民間)がお金を使わないとき、それを補うのは官、すなわち政府しかない。この間自民党連立政権、民主党政権、全ての政権が国債を発行し、お金を供給してきた。しかし、
 
 三 金融緩和効かず
 政府が財政出動しているにもかかわらず、日銀の金融緩和は極めて遅く、極めて小さかった。
 政府(運転席)がアクセルを踏んでいるのに、中央銀行(助手席)がブレーキを踏んでいるのだから、経済が進むわけない。デフレ・円高・倒産・失業・経済的自死の原因は99パーセント日銀にある。
 
3 2024年、地に足ついた株高
 
 一 企業の構造改革
 そんな中、個別企業は座して死を待つわけにはゆかないので、必死で構造改革を進めた。ただし、それには大きな犠牲を伴った。
 ①リストラ②非正規社員の増加③工場の海外移転等々である。
 
 二 アベノミクス&クロダノミクス
 2012年、我が国に一筋の光がともった、安倍晋三政権の誕生である。日本を愛し、日本の現状を憂いていた安倍氏は日銀総裁に黒田東彦氏を任命した、アベノミクス・クロダノミクスのスタートである。
 その成果は今更言うまでもないが、
  ①為替は1ドル80円という悪夢の円高を脱し、
  ②円安を受けて日経平均株価は8000円から40000円へと5倍に増え、
  ③毎年10000人いた経済的自死者は、ゼロになった。
 安倍晋三氏及び黒田東彦氏こそ、日本を救い、日本国民の命を救った神なのである。、
 
4 結論 日経平均は10万円を目指す
 今、日本経済の目の前には雲一つない。
 日本株のPERは16倍であり、前述した適正PER30倍に当てはめれば、日経平均は倍、すわわし8万円になっても、なんら不思議ではない。
 賃上げ → 消費増 → 企業利益増、というサイクルが実現すればさらなる株高となるわけである。
 さらには、iDeCoやNISAで日本株買いが増えれば、さらなる株高となる。
 
 日経平均10万円は、夢ではなく、目の前にある現実の姿なのだ。