2024/4/12

金融機関はキャバクラ・ホストクラブの下請けか?

 金融商品は大きく分けて2種類に分けられる。A貯蓄B投資、この二つだ。
 かつては、A=銀行、B=証券と、分かりやすかったが、1997年の金融ビッグバンにより、その垣根が無くなり、銀行でもB商品を扱い、証券でも子会社でA商品を扱うようになった。
 貯蓄については、法により元品が保証されているので特段問題はない。誰であろうと、一定程度の貯蓄はキープしておくべきだ、問題は投資である。
 
1 投資金融機関が考えているのは、自社の利益だけ
 
 一 貯蓄 = ウィン・ウイン
 預金者は預入利息を受け取り、銀行は貸出利息を受け取り、利ザヤで稼ぐ。共に利益を
得るウイン・ウインのの関係なのだ。 
 
 二 投資 = 利益相反
 投資はそうではない。
 金融機関 = 1円でも手数料の高い商品を売りたい。
 客 = 1円でも手数料の低い商品を買いたい。
 というわけで、利害は全く反する、いわゆる利益相反の関係なのだ。
 
2  窓口社員は頭カラッポ
  
 一 顔良くて、口うまければ合格 
 いわゆる対面金融機関において、投資担当の社員は若い人が多い。
 顔、身だしなみ良く、何よりも自社商品の知識は豊富だ(当たり前だが)。
 
 二 会社推奨商品売らなきゃアウト
 そもそも、毎日朝のミーティングにおいて上司から命令される推奨商品は全て、手数料の高い、すなわち金融機関が儲かる商品だけだ(100パーセント)。
 
 三 ジジババだまして、キャバ(ホスト)クラ行こう!
 そもそも、賢い若者はネット金融を利用するがら対面金融には来ない、しかもそんなに金があるわけではないから投資額も少額だ。
 これに対し、ジイサン・バアサンのそれなりの割合の人は、それなりの金、具体的には1千万円以上は持っている。
 この連中に高い手数料の商品を売りつければ、それなりの手当・報酬が入ってくるわけで、その金でキャバクラ・ホストクラブに行こう!というのが、彼らの日々考えていることなのである。
 
 学歴あっても、経済知識などゼロの、頭カラッポの口先社員にダマされてはならない。
 
3 極悪商品(業者)
 
 以下述べる極悪商品には、共通点がある。
 業者は100パーセント儲かるが、客で儲かるのはせいぜい半分程度であり、仮に儲かったとしても、手数料を引くと雀の涙ほどしか利益がない、というのが大半である。
 
 一 外貨保険
 
 二 仕組み債
 
 三 毎月分配投信
 
 四 アクティブファンド
 
 五 ラップ口座
 
 六 ロボアド会社
 
 七 IFA
 
 株価が最高値を超えた今、金融機関はここぞとばかり販売攻勢をかけてくるだろう。
 ポイントは二つ、一つ目は基本対面金融機関には行かない。二つ目はそれでも対面機関を
利用したい場合は、①パンフレットだけをらい、②それを元に信頼できる独立・中立のファイナンシャルプランナーに相談する、以上であります。